SONY CDP-R3 トレー開閉ベルト交換
CDP-R3のトレー開閉が不安定なので、ベルトを交換してみました。また、ついでにトレーのベタつきの原因である加水分解した塗料も取り除きました。ベルト交換より、この塗料落としの方が大変でした。オークションでアンプを落札して頂いた方に、パーツクリーナーか潤滑剤で落とすと良いと教えて頂きましたが、パーツクリーナーはプラスチックの劣化が心配なので、スリーボンドから出ている1804というプラスチック用潤滑剤を使用しました。1804とプラスチックスクレッパーを使い、結構綺麗に落とせました。トレーの開閉不良については、ネットに多くのレポがあったので、参考にさせて頂きました。特に、CDP-R3のオーナーさんの掲示板で、管理者の方にトレーの分解の仕方を丁寧に教えて頂けたので、とても助かりました。的確なアドバイスを頂き、ありがとうございました。というわけで、初めてのオーディオ機器の分解です。ベルトはすでに純正品は売ってないので、ショップで修理に使うものを売ってもらうか、ベルトのサイズを指定してベルト屋で買うか、バンコードなどの汎用ベルトを使うか迷いました。CDP-R3のオーナーさんの掲示板でサイズは教えて頂きましたので、通販でゴムベルトを買おうと思っていましたが、バンドー化学に問い合わせたところ、近所でバンコードを取り扱っている場所があったので、バンコードを使ってみました。バンコードのサイズは、φ1.5mmを使いました。CDP-R3の掲示板の管理者の方によると、直径39mmでは少し緩めということなので、38mm位になるように、バンコードは120.5mmで切断し、溶着しました。ただ、他機種の修理でバンコードをトレーのゴムベルトの代わりに使用した方のサイトを見ると、バンコードは伸びないので大きめでいいとの話もあり、39mm(円周123mm)も予備で作りました。(結果的に39mmを使用しました。)環を作る時は、カッターを熱し、ノギスで合わせるという方法で行いました。きっちり溶着させるコツは、カッターを良く熱するということと、テープでバンコードを固定して、コードの中心をピタリと合わせるということでしょうか。試しに切れるまで引っ張ってみると、しっかり付いた場合、溶着面では切れませんでした。バンドが伸びて溶着面以外で切れる感じです。一体型のゴムベルトと同等かは分かりませんが、そこそこの強度はありそうです。さて、修理の結果ですが、直径約39mmのバンコードで無事、手のアシストなくスムーズに開閉するようになりました。バンコードの場合、39mmでも若干きついような気がしました。ついでにスタビライザーの汚れを落とし、ピックアップレンズを、市販の洗浄液で拭いておきました。結構汚れていました。初めてオーディオ機器の蓋を開けてみて、中身の美しさに驚きました。同じプレーヤーなのに、わずかでも自分で手を入れると、愛着が増しました。気のせいか、若干音も良くなったような気がします。このプレーヤーは父の遺品でもあるので、壊れるまで大切に使おうと思います。バンドー化学 バンコラン丸ベルト φ2 2-239価格:520円(税込、送料別) (2023/9/4時点) 楽天で購入 無臭性防錆潤滑剤スリーボンド 1804 420ml 1本価格:2,415円(税込、送料別)