テーマ:食べ物あれこれ(49637)
カテゴリ:おいしいもの(delish)
(フランクフルトの市場物語 その4) 市場の中をふらふらしていたら 試食しませんか、と英語で声をかけられた。 パンの上に何かのペーストをつけたものだ。 言われるままに、3種類も味見をしてしまったのだが その中の1種類のペーストが、かなりおいしい。 「これ、とってもおいしい!買いたい! でもこれ何ですか?」 と、聞いたら 「野生の青ニンニク(Wild Green Garlic)とオリーブオイルのペースト」 だという。 「ドイツ語では、バルラッハと言って ドイツ特有の山菜で、根っこじゃなくて葉っぱなの。」 ふむふむ 「山に生えていて、葉っぱは春にしか食べられないの。」 そう言われたところで 突然、ぴんときた。 たびさ「それ、ちょっと広めの葉っぱ?」 お姉さん「そうそう」 た「株が大きくなるまでに何年もかかる?」 姉「そうそう」 ぼーっと、言われるままに試食していた私が、 突然すごく興味を持って、立て続けに質問するので お姉さんは、ちょっとまってね… と、パンフレットを持って来てくれた。 パンフレットの写真を見ると… 私が「アメリカ行者ニンニク」と名付けた(←クリック) アメリカの山菜、ランプスにそっくりな写真が載っている。 た「これ、ランプスよ!」 姉「あなたどこから来たの?」 た「アメリカの東海岸。アメリカの東海岸の山の中に生えてるの。」 姉「青ニンニクとは呼ばないの?」 た「アメリカの他の地方の人が何て呼んでいるか知らないけれど 東海岸の私たちは、ランプスって呼んでる。 山菜なので、普通のスーパーには売ってないけれど 春になると青空市場に出てくるのよ。」 姉「今まで英語の名前、知らなかったわ。 紙とペンを持ってくるから、綴りを教えてちょうだい。」 お姉さんは、紙に英語の綴りを書きとめて パンにつけてもいいし、パスタにかけてもいいし 鮭や鶏肉やと一緒に食べてもおいしいわよ と レシピをいろいろ教えてくれた。 実は、このドイツ行者ニンニクのペースト、 この後、買った2時間後に フランクフルトの空港で 危うく取り上げられそうになったのだが クラインマークトハレで買ったことを説明し 買ったときのレシートと お姉さんにもらったパンフレットを見せて頼み込んで どうにか返してもらうことができた。 メデタシ、メデタシ。 フランクフルトの市場物語 その1 その2 その3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おいしいもの(delish)] カテゴリの最新記事
> どうにか返してもらうことができた。
セキュリティーのおねーさんの機嫌が良かったようで。EU圏内の空港では、液体、ペースト、クリームの類の機内持ち込み制限がありまして、1本100ml未満で、合計1リットル以内であれば、OKです。 なお、羊羹を機内持ち込みにする際は、気をつけてください。X線の画像が、化学爆薬に近く、長~い間、尋問される可能性があります。中国人同僚は、煮魚の缶詰の放棄を強要されました。 (November 15, 2010 09:51:48 AM)
>> どうにか返してもらうことができた。 >セキュリティーのおねーさんの機嫌が良かったようで。EU圏内の空港では、液体、ペースト、クリームの類の機内持ち込み制限がありまして、1本100ml未満で、合計1リットル以内であれば、OKです。 >なお、羊羹を機内持ち込みにする際は、気をつけてください。X線の画像が、化学爆薬に近く、長~い間、尋問される可能性があります。中国人同僚は、煮魚の缶詰の放棄を強要されました。 ----- 実は、アメリカの方がEUよりも液体については ずっと規則が厳しいのです。 なので、ちゃんとアメリカでも大丈夫な容量以内しか もってなかったのですが、文句つけられました。 結局、持ち込みできたのでよかったんですけれどね。 煮魚の缶詰の放棄は哀しいですねぇ。 アメリカにいらっしゃる時には、 レトルトのカレーには、お気をつけくださいませ。 笑 爆発物ではなくて、牛肉輸入禁止令にひっかかります。 (November 15, 2010 10:01:57 AM)
聞いただけでもおいしそうだぁ。。
にんにくとオリーブオイルと聞いただけで香ってくる。。ふーんいい匂い。。 やっぱり英語ができるといいなぁ… 韓国語なんてクソの役にも立たんわ…ーー; でも空港で取り上げられそうになったって、液状に準ずると言うことで?? 頼み込んでOKになったなんて幸いだねぇ! 飛行機はそんな思いがけない制約があるか…うかうか買ってられないね。 (November 15, 2010 12:20:25 PM)
momさまの所でお目にかかっております。
時々覗かせていただいております。 バルラッハ、私も「ドイツ行者にんにく」と呼んでいます。アメリカにもあるのですね。早春に黒い森に入り摘んできて、叔母が復活祭のラムを焼くのに使っていました。良い香りと味で、とても美味しかったのを覚えています。 マルクトは、私もどこへ旅しても必ず訪れます。今回たびささまが行かれた屋内市場の他に、朝市も開かれていたと思いますが、レシートが出るお店でのお買い物で良かったですね。農家の出店する市場ではレシートは出ないもの。 ソーセージ(ブルスト)は、焼いたのをパンに挟んだものが絶品です。ジュージュー焼いてカリッとなった皮、かぶりつくとパキっと音が鳴って・・・。またチャンスがあったらお試しください。 (November 15, 2010 06:23:23 PM)
>聞いただけでもおいしそうだぁ。。 >にんにくとオリーブオイルと聞いただけで香ってくる。。ふーんいい匂い。。 >やっぱり英語ができるといいなぁ… >韓国語なんてクソの役にも立たんわ…ーー; >でも空港で取り上げられそうになったって、液状に準ずると言うことで?? >頼み込んでOKになったなんて幸いだねぇ! >飛行機はそんな思いがけない制約があるか…うかうか買ってられないね。 ----- 韓国語ができるのは素晴らしいですよー。 韓国街で日常のお買い物して、韓国系のネイルサロンやら 韓国料理のお店にしょっちゅう出入りしているのに (しかも、それを15年以上(!)やってるってのに) 全然韓国語を覚えられない私です…。 頭が弱いのかも… (- -;) クラス取るべきですね… (^^;) 液状のものは、チェックインしたスーツケースだったら 大丈夫なのですよー。 乗り換えの空港で、抜け出してのお買い物だったので 機内持ち込みになるため、規制があったのです。 (November 15, 2010 08:32:27 PM)
>momさまの所でお目にかかっております。 >時々覗かせていただいております。 > >バルラッハ、私も「ドイツ行者にんにく」と呼んでいます。アメリカにもあるのですね。早春に黒い森に入り摘んできて、叔母が復活祭のラムを焼くのに使っていました。良い香りと味で、とても美味しかったのを覚えています。 > >マルクトは、私もどこへ旅しても必ず訪れます。今回たびささまが行かれた屋内市場の他に、朝市も開かれていたと思いますが、レシートが出るお店でのお買い物で良かったですね。農家の出店する市場ではレシートは出ないもの。 > >ソーセージ(ブルスト)は、焼いたのをパンに挟んだものが絶品です。ジュージュー焼いてカリッとなった皮、かぶりつくとパキっと音が鳴って・・・。またチャンスがあったらお試しください。 ----- カプメイさん、こんにちは!! 朝市は、フランクフルトでは曜日が違ったので いけませんでしたが… ビュルツブルグで覗いてきましたー♪ 本当に市場って楽しくてわくわくしますね!! 行者ニンニク、ラムにも絶対に合いそう!! 今回買った瓶は、既に底が見えているので… (^^;) 来年の春、青空市で新鮮なのを手に入れたら是非是非 ラムも試してみますです!!ああ、楽しみ~! 実は、レシートは最初はもらえなかったのですが 頂戴、とたのんで、無理矢理もらっておいて本当によかったです。 焼いたソーセージ、すっごくおいしそうですねーっ。 しばらく、ドイツには行きそうにないので… 近所の、ドイツ料理のお店にあるかどうか 見てこよう… (^^;) (November 15, 2010 08:40:38 PM)
わぁ~お!なんて素敵な出会いでしょう。
Wild Green Garlic ふむふむ、ギョウジャニンニクを説明するにピッタリな言葉だわ~。 ニンニクは大きな球根を食べるけど、ギョウジャニンニクの球根は小さくて、茎や葉を食べる・・それもそっくりね~。 パンフレットの写真、そっくりです。 が、葉っぱの数が少し多いような気がします。 こちらのギョウジャニンニクは10年以上経った大きな茎のものでも、(葉っぱは年々大きくなりますが)1本に5枚位しか付きません。 貴重なペースト、よくぞ、ご無事に通過~! 取り上げられないで済んで良かったですね~~!! 液体、ペースト状のものって、逃れられる事はないと思ってました。 (November 15, 2010 09:16:43 PM)
>わぁ~お!なんて素敵な出会いでしょう。 > >Wild Green Garlic ふむふむ、ギョウジャニンニクを説明するにピッタリな言葉だわ~。 >ニンニクは大きな球根を食べるけど、ギョウジャニンニクの球根は小さくて、茎や葉を食べる・・それもそっくりね~。 >パンフレットの写真、そっくりです。 >が、葉っぱの数が少し多いような気がします。 >こちらのギョウジャニンニクは10年以上経った大きな茎のものでも、(葉っぱは年々大きくなりますが)1本に5枚位しか付きません。 > >貴重なペースト、よくぞ、ご無事に通過~! >取り上げられないで済んで良かったですね~~!! >液体、ペースト状のものって、逃れられる事はないと思ってました。 ----- アメリカのギョウジャニンニクも、 北海道のギョウジャニンニクのように ドイツのギョウジャニンニクより 葉の数が少ないんですよね。 それぞれ、ちょっとずつ種類が違うのでしょうねー。 レシピが一気に広がって 来年の楽しみができました。 アメリカだと 化粧品とか赤ちゃん用のミルク以外は 全部、有無を言わさず没収されるんですけれど ヨーロッパは、アメリカより規制が緩いので 折角買ったのに、取り上げられちゃ大変! と ごり押しして、取り返してきました。 うひゃひゃ。 (November 15, 2010 09:45:05 PM)
>返してもらえて良かったわねぇ^^ > >じゃなきゃ私だったら何十年もがっかりしっ放しだわ^^ >いつも楽しく読んでますよ♪ ----- ピンク・ラ・フランスさんこんにちは!! もう、真剣に、パンフレットとか余計な物まで出して 頼み倒して、返してもらいました。 笑 じゃなかったら、ずーーーーーーーーっと 思い出しては、ため息 ってなりますよね。 笑 (November 16, 2010 07:57:46 PM) |
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