テーマ:食べ物あれこれ(50336)
カテゴリ:おいしいもの(delish)
腐乳というものを初めて食べたのは、 たまーに、ふらっと顔を出していた 日曜の朝の太極拳の集まりだった。 太極拳の後で食べる ふっくらした玄米のお粥の付け合せに出てきたのだ。 私は、沖縄の豆腐ようというものは食べたことないけれど それの親戚だなということは、すぐにわかった。 少々、臭めではあったけれど、 玄米粥にとてもよく合って、すぐに気に入った。 これは、どこで買えるの?と聞くと 中国製じゃなくて、必ず台湾製の赤麹のにしなさいとか、 灰色のもあるけれど、それは上級者向けだから避けなさいとか 色々言われた。 その後、腐乳のことなんて すっからかんに忘れていて、 数年もたってしまったけれど 先日、香港出身のGちゃんと中華街で落ち合った時に 腐乳を買ってみたい、とGちゃんに言うと、 Gちゃんは、いそいそと 腐乳売り場まで連れて行ってくれた。 腐乳売り場には、それこそ何十種類という腐乳が並んでいて 一人で買いに行っていたら どれを買えばいいのか たぶん、途方にくれただろう。 Gちゃんは、いくつもある瓶のなかから すぐに一瓶選んで これが、信頼できるメーカーで美味しいわよ。 と、私のかごに入れた。 けれどもそれは、台湾人の知り合いに言われたような 赤い色もしていなかったし、台湾製でもなかった。 少しは赤かったけれど、どちらかというと灰色だった。 「灰色はよしなさいって言われたんだけど。」 とGちゃんに言うと 「台湾は知らないけど、香港では、これが一番おいしいし、 たびさなら、絶対に臭いが我慢できる。」と言った。 香港では、その腐乳と 空心菜(広東語ではオンチョイ(?菜)と言う)の料理が とても有名なのだそうだった。 早速、八百屋さんで空心菜の巨大な束を購入し その晩は、Gちゃんのレシピを試してみた。 腐乳のフタを開けたとたん 刺激のある、発酵臭がして しまった、やっぱりこれじゃなかった。 と、激しく後悔をしたのだけれど… それでも、Gちゃんの言う通りに 作ってみたら 香りは、まろやかで気にならなくなり とても旨味のある、美味しい一品となり 何気なく夕飯に出してみたら オットも、まったく臭がらずに 美味しいと、お代わりをしていた。 Gちゃんお勧めの香港風腐乳レシピ (1)空心菜と腐乳(台所が臭くなってもよい人用) 1.腐乳を数個取り出してつぶし、砂糖を混ぜておく 2.中華なべにごま油を熱し、つぶしたにんにくを炒める。 3.中華なべに1を加える。 4.食べやすい長さに切った空心菜を加え、炒める。 (2)空心菜と腐乳(台所が臭くなると困る人用) 1.ボールに腐乳を数個取り出してつぶし、砂糖を混ぜておく 2.中華なべにごま油を熱し、つぶしたにんにくを炒める。 3.2を、1のボールに入れてよく混ぜる。 4.空心菜を、食べやすい長さに切り、蒸し器で蒸す。 5.蒸しあがった空心菜を、ボールで和える。 (3)腐乳と手羽先 1.ボールに腐乳を数個取り出してつぶし、砂糖を混ぜておく 2.中華なべにごま油を熱し、つぶしたにんにくを炒める。 3.2を、1のボールに入れてよく混ぜる。 4.手羽先をボールに入れ、一晩漬け込む。 5.蒸し器で手羽先を15分ほど蒸す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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