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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/03/24
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 22~23日の両日、和歌山県の南紀地方、新宮(しんぐう)、串本というところに出張してきた。新宮までは、大阪からJRの特急で約4時間という道程。直線距離なら150kmもないのだが、線路は紀伊半島をぐるっと回っていくので、東京へ行くより随分と遠い。新宮出身の著名人

 出張目的は2つあって、新宮にある会社の出先拠点が老朽化したので、近い将来(?)起こり得る可能性のある東南海・南海地震に備えて建て替えるための打ち合わせ。

 そして、現在は閉鎖されている串本の拠点を今後どうするか判断するための現状確認(写真左=新宮駅前には地元出身の著名人6人の看板が。残念ながら、佐藤春夫と中上健次しか知らなかった)。本州最南端の串本駅前

 新宮、串本と言っても、どこにあるか分からない人のために説明しておくと、新宮は和歌山県の最も東、三重県との県境にある。熊野信仰の中心都市で、先頃、世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の玄関口の一つである。

 一方、串本は和歌山県の最南端というより、本州最南端の町と言った方が通りがいいだろう。黒潮の恵みを受け、漁業が盛ん。温泉も出て、海岸線はリアス式の雄大な自然美。サンゴ礁も自慢だ。(写真右=JR串本駅前。15分ほど歩けばそこはもう海です)。

 朝8時すぎに自宅(阪神間)を出て新宮に着いたのは午後1時近く。新宮で約3時間過ごし、そのまま串本へ電車で約1時間移動(串本の方が大阪寄りです)、そして串本で建物の現状確認をした。するともう夕方近く。ピンピン貝とマギ貝

 もちろん、こんなハードな日程では日帰りなど最初からするつもりはなく、一緒に行った上司と串本駅前のビジネス・ホテルに宿をとった(なんと温泉付き大浴場有りで1泊5500円! 朝食をプラスしても5800円なのです。安~い!)。

 チェックインした後、やはり南紀と言えば、太平洋の海の幸。僕らは早速、地元のお寿司屋さんへ。訪れたのは串本町観光協会のホームページに出ていた「浜田」という処。ご夫婦でやっているこじんまりしたお店だが、カウンターのショー・ケースのネタは期待通り新鮮で、見るからに旨そう。ほぼお任せでお願いしたところ、次々と美味しいアテや握りが出てきた。串本でお寿司

 クエ、クロダイ、アカイカ、アナゴ、地ウニ、鳥貝などの定番ネタももちろん旨かったが、お通しで出てきたピンピン貝&マギ貝の湯通し(写真左上)、カツオのセセリ肉やヒトアミ(海草の新芽)の握り、アジナゴの唐揚げ(体長数cmのアジの子です=写真右下)など、南紀ならではの珍しいネタも、いずれも素晴らしい食感と味わい(写真右=一番左がヒトアミの握り寿司)。

 美味しい海の幸のお陰でお酒も進み、生ビールの後は、焼酎のお湯割りを4杯も重ねてしまった。お腹もすっかり満腹になって、これで1人6500円ほど。さすが漁港のそばの地元価格は良心的で、嬉しい。串本でお寿司

 南紀名物のウツボやクジラはなぜか出てこなかったが、寿司ネタではあまり使わないんだろうか?(土産物には加工されたものいろいろあったのに)。次回訪れた際に聞いてみようっと(写真左=左端がカツオのセセリ肉の手巻き。美味です!)。

 都会ならこの後、BAR巡りに移るところだが、残念ながら串本にはスナックはあれど、BARらしいBARは見当たらない。仕方がないので、早めにホテルに引き揚げて、温泉につかって一日の疲れを癒すことに。アジナゴ

 ホテルの大浴場は4、5人ほど入ればいっぱいになるくらいで、そう広くはない。だが幸い、この時期、平日の串本のホテルに泊まる客は数えるほど。僕が温泉に入っている間はずっと貸し切り状態だった。

 温泉で体を温めた後は、部屋に帰って、ウイスキーの水割りを飲みながらテレビを観ているうちに、(おそらく)10時半頃には、自然と心地よい眠りに陥ってしまった。こんなに早く眠るのは、ほんとに久しぶり。

 翌日は、朝9時過ぎの特急でまた大阪まで戻って、午後から出社した。せわしない大阪の日常(現実)。さっきまでの南紀の、温暖でのどかな時間がまるで嘘みたい…。新宮へは6月頃予定されている起工式に、再び行かねばならない。今度は、世界遺産の「熊野古道」でも少し歩いてみるかなぁ…。

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Last updated  2006/03/24 03:44:15 PM
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うらんかんろ

うらんかんろ

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