テーマ:カクテル大好き!(497)
カテゴリ:カクテルブック
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ガゼット・フィッズ(Gazette Fizz) 調合器に、砂糖小匙で二杯を入れ、水四匙を加えて溶かし、次に鶏卵の黄身一個分と、コギャク一ジガー、および砕き氷を二分の一位まで入れ、充分に振蕩してソーダ水呑に漉してうつし、冷たいゼルツェル・ウォーターかまたはソーダ水を九分目までつぎ入れてすすめます。 ジン・エンド・ビター(Gin and Bitter) 小さいバー・グラスに、アンゴスチュラ・ビター一二滴をたらし、流しまわして余分のビターをふり切り、ジン一ジガーをつぎ入れ、別に氷水をそえてすすめます。 ジン・エンド・ガム(Gin and Gum) 小さいバー・グラスに、ガム・シロップ小匙で一杯を入れ、撹拌用の匙をさし、別に上等のジンを壜(びん)のままと、氷水をそえてすすめます。 ジン・エンド・ソーダ(Gin and Soda) 水呑に氷の塊を入れ、別に上等のジン壜のままと、ソーダ水そえてすすめます。 ジン・カクテル(Gin Cocktail) 小さい調合器に砕き氷を入れ、ガム・シロップ小匙で一杯、ブンネカムプ・ビター【注1】一注(つぎ)、セルナー・ビター【注2】二滴、オレンジ・ビター二注、アブサント三滴、および上等のジン一ジガーを入れ、充分にかき混ぜ合わせます。カクテル・グラスに漉してうつし、レモンの皮一そぎを押しつまみ、浮かしてすすめます。 ジン・クラスター(Gin Crusta) まず、赤葡萄酒盃の内側の縁(ふち)を、レモンの輪切りで、むらのないようになでまわして湿らせ、砂糖の上に伏せて砂糖でまぶして置き、その皮を丁度林檎(りんご)の皮をむくと同じように一方の端から、レモンの形にそってむき取り、その皮を前に用意して置いたグラスの中へ、まぶした砂糖をはぎ落とさぬよう、砂糖挟みかピンセットを利用して、レモンの形に手際よく納めます。 更に別に小さい調合器に砕き氷を入れ、アンゴスチュラ・ビター二滴と、マラスキノ一注、および上等のジン一ジガーを入れ、充分にかき混ぜ合わせ、前のレモンの皮を納めた赤葡萄酒盃の中へ、まぶした砂糖の上へたらしかけぬよう、つぎ入れてすすめます。 ジン・デイジー(Gin Daisy) 調合器にオルジェート【注3】かガム・シロップ三注、マラスキノ三注、レモンの搾り汁半個分、およびオランダ・ジン一ジガーを入れ、砕き氷を二分の一位まで入れて充分にかき混ぜ合わせ、小さいバー・グラスに漉してうつし、ゼルツェル・ウォーターか、または冷たいサイフォン・ソーダをつぎ入れてすすめます。 ジン・フィッズ(プレーン)(Gin Fizz, Plain) 小さい調合器に砂糖中匙で一杯を入れ、水二匙を加えて溶かし、次にレモン一個分の搾り汁と、上等のジン一ジガー、および氷の塊三つ四つを入れ、充分にかき混ぜ合わせてハイボール・グラスか、またはパンチ・グラスに漉してうつします。 サイフォン・ソーダを九分目までつぎ入れ、レモンの皮一そぎを押しつまんで浮かし、麦稈(から)をさしててすすめます。 ジン・フリップ(Gin Flip) 調合器に砂糖小匙で一杯を入れ、ゼルツェル・ウォーターか、または水二匙を加えて溶かし、次に鶏卵一個を割って落とし、オランダ・ジン一ジガーと、砕き氷をソーダ水呑に二分の一位の量を入れ、牛乳をつぎ入れ、充分に振蕩して、ソーダ水呑みに漉してうつし、ナッツメグほんの少しをおろしてすすめます。 【注1】「ブンネカムプ・ビター」(Boonekamp Bitter)とは、18世紀にオランダ人のペトルス・ボーネカンプ氏が造った薬用苦味酒。欧州では1970年代以降に人気が出るようになったという。現在でも製造されているようだが、日本で見かけることは少ない。今日では通常、「ボーネカンプ」と表記される。 【注2】「セルナー・ビター」(Sellner? Bitter)についてはネットであれこれ調べましたが、詳細不明です。何かご存じの方は情報をよろしくお願いします!(トップページの「メッセージを送る」を使ってください)。 【注3】「オルジェート・シロップ」のこと。詳細は、「A」の項の【注】ご参照を。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/11/10 07:48:16 PM
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