(1)1970年代、米国ニューヨーク州東部・ロングアイランドにあるバー「オークビーチ・イン(Oak Beach Inn)」のバーテンダー、ロバート・C・ボット(Robert C. Bott)が考案した(出典:Wikipedia日本語版ほか欧米のWEB情報)。カクテル名はその誕生地にちなんで名付けられたと伝わる。
現代のバーでもそこそこに知名度はあるカクテルですが、欧米のカクテルブックで収録している例はそう多くありません。手元にある本では、「New York Bartender's Guide(ニューヨーク・バーテンダーズ・ガイド)」(Sally Ann Berk著、1995年刊)が初出ですが、日本側文献では下記に掲げる1984年出版のものに登場していることから、欧米でも少なくとも80年代前半には活字になっていたことは間違いありません。
(※欧米の70~80年代のカクテルブックでの収録例をご存知の方は、ぜひともご教示ください → ご連絡は、arkwez@gmail.com までお願いします)。
ちなみに、「New York Bartender's Guide」のレシピは、「ウオッカ60ml、ジン、テキーラ、ラム各30ml、ミント・リキュール15ml、レモン・ジュース60ml、シュガー・シロップ0.5tsp、コーラ(適量)、氷、ライム・スライス(ビルド・スタイル)」と冒頭の標準レシピとはかなり違ったものになっています(総量も驚くほど多いです)。