個人的に、とても好きな詩があります。夭折した大学生の女性が高校時代につくった詩です。きょう6月15日は彼女の命日です。
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「最後に」
誰かが私を笑っている
こっちでも向(むこ)うでも
私をあざ笑っている
でもかまわないさ
私は自分の道を行く
笑っている連中もやはり
各々(おのおの)の道を行くだろう
よく云(い)うじゃないか
「最後に笑うものが
最もよく笑うものだ」と
でも私は
いつまでも笑わないだろう
いつまでも笑えないだろう
それでいいのだ
ただ許されるものなら
最後に
人知れず ほほえみたいものだ
作者は、樺(かんば) 美智子(1956年作)=「人しれず微笑(ほほえ)まん:樺美智子遺稿集」(樺光子著、三一書房刊)より。
樺さんは、60年安保闘争時、国会前デモの衝突で亡くなりました(死因については今も疑問や謎が多く、定説はありません)。22歳。当時、東大文科2類の学生でした。
意外と知られていないのは、彼女が芦屋市立山手中学から兵庫県立神戸高校に進学し卒業した、関西にも縁(ゆかり)が深い人だったということ。亡くなって60年。彼女はいま多摩霊園に眠っています。
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Last updated
2021/06/18 08:42:59 AM
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うらんかんろ
大阪・北新地のオーセンティック・バー「Bar UK」の公式HPです。お酒&カクテル、Bar、そして洋楽(JazzやRock)とピアノ演奏が大好きなマスターのBlogも兼ねて、様々な情報を発信しています。
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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。
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