テーマ:海外生活(7786)
カテゴリ:エクアドル人のおっとを持つと
今朝、会社までの道を歩いていると、報道カメラが駆けていく。
我が社の道をへだてて隣は北イタリアサッカー連合のビルがある。 スキャンダルがあるたびにこの周辺は騒がしくなる。 また、サッカーでなんかあったかな? そう思いながら会社に入った。 窓の下をみると、何台もの警察のクルマが来て武装した警官たちがぞろぞろと降りてくる。 いったい何事?! しばらくすると北イタリアサッカー連合からではなく、ロンバルデイア州役所前(我が社の向かい)にぞろぞろとひとが集まってきて唄いだした。 うるさいなあ。 フィアットの労働組合のデモだ。 *************** うれしいことにラテンアメリカのリンクが2つ増えたので、せっかくだからおっとの観察記を書きたいけれど、結婚記念日の大ケンカ以来、最近おとなしいのだ。 しかし、やっぱり毎週末は、夜中に遊びに出たくてウズウズするらしい。 先週土曜日も「夜、友達に会いに行っていい?」と聞くので 「え~、あんたを一回外に出したら帰ってこないじゃん。」と言うとおっとはしょんぼりと考え込んだ後、シクシク泣き出したのでびっくりした。 「ど、どうしたの?」 「外に出たいのに、君が許してくれないんだよ~。」 「何も泣く事無いでしょ?居所と、帰って来る時間さえはっきりしたらいいんだよ。」 「だって。。。行く場所も帰ってくる時間も決められないんだ。」 「あんた、目的なしにいっつも外に出てたわけ?」 「TURATIのペルー人のおばちゃんがやってる屋台の前に行けば誰かいるから。。。」 「。。。それって許可なしの違法の屋台でしょ?そんなところで食べておなか壊すよ!」(実際、何回もおなかを壊して帰宅しているのに学習しないアフォである。) 「ぼくのマンマみたいなこと言わないでよ~。」 とまた泣き出してしまった。 「。。。。。。」わたしは半ばこの幼児的行動にあきれ、半ばここまで本気なおっとに困惑してしまった。 結局この日はぐずぐず言っているうちに夜も更け、おっとはあきらめてフテネしてしまった。 最近これって典型的なイタリア在住南米人男の行動だとわかって来たのだが、どう対処していいのやらわからない。 おっとの故郷が恋しくて、同郷の仲間と集って日ごろのストレスを発散させたい気持ちはわかる。 確かに異国で同郷の友達といると、落ち着けるものだ。 だからほとんど毎週末、わたしたちは彼の友人たちに会い、映画や夕ごはんに出かけている。スペイン語オンリーになってもわたしは文句は言わない。 これでも足りないのだろうか? わたしの日本人の友人たちなんか、3ヶ月に1回会えればいいほうだというのに。 会ったときでもおっとが一緒だと、みんな気を使ってイタリア語で会話してくれる。 わたしが冷血なんだろうか? 「あんた、週末わたしと過ごしたくないわけ?」と意地悪く聞いてみる。 「君とは毎日、顔を合わせてるじゃないか!」 わたしたちは月曜から金曜はだいたい同じ時刻に帰宅し、シャワーをあびてごはんを食べたら、朝早い出勤のおっとは気絶するように寝るだけの生活である。 そのあと、わたしはなかなか寝付けず、全ての電気を消した暗い中、独りでTVを見ている。 なにか、会話があっても、「家賃はもう振り込んだか?」とか、そんな味気のない話ばかりだ。 だから、わたしとしては週末全てを2人でゆっくりしたいのだ。 とにかくおっとはこんな調子だから、きっと1回夜の外出を認めてしまうと、とことん毎土曜日の夜、出かけて行って日曜の朝に帰ってその日1日中寝る生活が続くのは見えている。 こうなるとせっかくの週末が台なしになり、今度はわたしのストレスは溜まることは確実。 (実際、おっとのジェノバのいとこがそうである。このため奥さんが一時、精神的におかしくなり自殺を図ったほどだ。) かといって、外出禁止令を出して縛り付けたくないし。。。。 どうしたらいいものでしょうねえ????? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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