のらりくらりと・・・あくせくと・・・

カン・ドンウォンファンの友人からずっと薦められてて、やっと見ることができました。この映画で有名になっただけに、カン・ドンウォンがとっても格好いいと聞いていたので、かなり期待しながら鑑賞しました。
が、申し訳ないけど、なんか私の好みでは無くて、かえって全く知らなかったチョ・ハンソンの方が男らしくて好きでした。カン･ドンウォンが幼く見えるので、彼は高校生役にしてはちょっと老けて見えたのだけど、途中髪型が変わってからの彼は､逞しさにソフトな印象が加わって凄く良かったです。

高校が舞台の映画ってこうもノリが同じかと不思議に思っていたら、「あいつはかっこよかった」や「愛しのサガジ」と同じくインターネット小説らしく、ノリも同じ感じ。どーもイマイチこのノリにはついていけない。やはり世代のギャップが大きいからなのでしょうか・・・。

それに、なんでもない女の子（冴えないヒロイン）を、喧嘩が強くてワルで、２つの高校でそれぞれ目立っている超イケメンの男子２人が奪い合うなど、非現実的で・・・。「あいつはカッコよかった」も同じだったな。どちらも普通の容姿の女の子の微かな希望から生まれた作品なのでしょうか、この段階でどうしてもピンとこないので、最後まで「えーっ？」ってかんじで突っ込みたくなる部分が多くて・・・。このヒロイン、容姿だけでなく、演技もイマイチで、どう頑張って探しても好きになられる理由の部分が見つからないまま。根底が最後まで固まらないので、泣きたくても泣けず、感情移入できぬまま・・・。お決まりの出生の秘密に不治の病も今更って感じですか。やけにカン･ドンウォンの格好良さだけが語られる映画だと思ったら、やはりそういうことなのでした。

最後まで、なぜこのタイトルなのかも分からないままでした。途中喧嘩のシーンでオオカミのカットが出てくるので、彼ら２人がオオカミで、１人の女の子を誘惑するってこと？誘惑してたぁ？さっぱり分かりません。
日本のファンミーティングに現れたチョ・ハンソンは、長髪でうーん？って感じでしたが、「ナイスガイ」など彼の他の出演作品も見てみたくなりました。