歴レアさん(ポルシェ962C GTi)
ついに今年も押し迫ってオシマイ。となれば、今年の総括、とゆーハナシになるんである。そもそも今年一体どんくらいコレクションが増えたんだろうと振り返れば、カード決済94台に加えて実店舗でも相当量買ってる(こっちはてんで把握してない)のに、記事更新数はたったの35件しかも時々旅行記だのアメフト記事だの含めの総件数である。つまるところ購入数の半分どころか多分三分の一もネタにしてない。これはもう笑うしかないね。まぁカード決済分ってのは大抵が昔のモデルのグレードアップ(量産ミニカーからハイエンドハンドメイド)であるとか買い逃し品の補完であるとかで速報的意味合いはまったく皆無だからね、などとゆーのは完全にエクスキューズ。元来ぐうたらな性格ゆえ完全に購買数がオーバーフローである。来年は買い直し・補完商品が大幅に減る予定イコール購入数が減る予定だからなるべく漏らさずアップするように心がけよう。などと年末年始らしい殊勝な心持ちではあるが、さてどーなることやら。。。 で、年末恒例どこのブログでもやってる「一年振り返って今年のベストモデルは」であるが、100台以上もありゃあ印象がどんどん上書きされて、結局12月発売品とかが上位にくるのはミニカーの世界だけじゃなく今年の重大ニュースとかでもよくあるハナシだが、今年はもう発売された(夏頃だったか?)ときから「今年はコレ!」と決めてたんである。キッドボックス特注スパーク1/43 ポルシェ962C GTi "1987年イエローページキャラミ500km 優勝"#15 ヨッヘン・マス 1987年11月28日に南アフリカのキャラミで行われたWSPCノンタイトル戦(2ヒート制)でヒート1で2位、ヒート2でトップチェッカー、合計タイムでヨースト#8号車(キャメルカラー)を14秒引き離して優勝。ヒート1,2ともに調子のよかったヨースト#8号車の2レース制覇で終わるかと思ったら、なんと周回遅れの処理をマズってスピン、#15号車に抜かれ怒涛の追い上げを敢行し再度首位に上がったものの、追い上げ時の燃費がたたって最終ラップでまさかのペースダウン、#15号車が再逆転。その時失った14秒がそのまま決定打になり#15号車の総合優勝、とゆーレースだったそうな。 そうゆー応援しとる者にとってはタマらんレース展開も、ネットで世界が身近になった今ならいざ知らず、遠い異国の極東の島国だった当時じゃあ話題にもならんかったろうこのクルマの見どころは、何と言っても素のポルシェ962Cをリチャードロイドレーシングがモディファイし別次元のクルマに仕立て直した「962C GTi」がワークス定番のロスマンズカラーを纏っているところに尽きる。 このクルマ(シャシー#106B)はチャンピオンシップをリキモリオイルカラー(ルマンは武富士カラー、富士はマツダコレクションカラー)で戦いシーズンオフのキャラミだけロスマンズを纏い、翌88年以降は日本に主戦場を移して日石カラーで走り続けた。よくもまあこんなクルマを見つけ出して商品化したもんだ。なのだが、実のところこの商品には極うす~く一枚噛んでいたのだよ、(* ̄▽ ̄)フフフッつまり歴レアさん、である。 歴レアさんっつーのは「誰もが知ってる歴史的な出来事にほんの甘噛みでもいいから遭遇したことのある人物」を指す。Mステで優等生ヅラしてる弘中綾香の裏の(真の)腹黒さが垣間見えると好評なテレ朝深夜の「激レアさんを連れてきた。」でそのように定義されているわけだが、このミニカーの発売が歴史的な出来事かどうかは甚だ怪しいもんだが、そこにホントに甘噛み程度噛んでたわけだ。ちょうどキッドボックスが黒銀のGTi(これ↓)を出すってアナウンスしたか実際に発売されたときだか忘れたけど、ともかく、そのどっちかのタイミングで店舗に寄った際に、寄ると大抵レジんとこであれやこれやバカ話するんだが、そん時に「いろいろGTiやろうと思ってんだけど、こんなの知ってる?」ってピット作業してる写真見せられて「スパークに発注するのに詳細わかんないとダメなのよ、こっちで調べないと。どこのサーキットだろかね?」んじゃちょっと調べてみるわってことになって。まったく根拠なしの第六感的に「キャラミじゃね?」とか言ったりもしたんだが、とりあえずキーワードあれこれぶち込んでいろいろ検索したらいくつかの海外サイトに行きついて確定。今でこそ「ロスマンズ、RLR」とか日本語で検索しても死ぬほど画像でてくるけど、あん時は英語でもかすりもしなかったんだわ。そんで四苦八苦して見つけた画像をコピーして、URLメモって店に持ってって「見っけた!」と。しばらくしたら「こないだの、おかげさまでやり始めたから」って教えてもらって、その時点でいつ発売になるか知らんが、出たらその年の年間ベストワンに決定、と思っておった。まぁシロートが必死こいて調べんでも、店的にレーシングオン編集部とかネタの出どころには苦労しないだろうから、遅かれ早かれキャラミってことは判明しただろうけどね、とゆー自慢話で今年は幕。