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Mr.H'sBLOG・・好日夢譚

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October 28, 2020
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カテゴリ:不易流行 
​​​​​​​​ 去来の別荘 落柿舎滞在は二十日間に満たない短時日であったが芭蕉がここに来たのは晩春の頃であり、季節は巡り五月雨に入った五月四日、​​
明日は落柿舎を出んと名残をしかりければ、奥・口の一間一間を見廻りて、  
「五月雨や色紙へぎたる壁の跡」​(さみだれや しきしへぎたる かべのあと) ​ と吟じ、落柿舎を後にしている。

​​​​​その後も京都洛内にある凡兆宅に六​​​​​月中旬まで滞在し、去来・凡兆・曾良らと  『猿蓑』の編集監修をしつゝ月中旬まで滞在し

​​​​​​​​​​​​大津門人の水田正秀孫右衛門らの骨折りで新装なった膳所義仲寺無名庵に 六月二十五日戻り七月三日には、京都井筒屋庄兵衛より去来凡兆共撰猿蓑も出版され、やっと大津の落ち着いた生活を取り戻すこととなった。​​​​​​​​​​​​

​​​​​そしていよいよその落成祝いを兼ねての盛大な一連の行事としてまずは八月 十四日大津の梵江寺で待宵の句会が開催され、​​​​​
​​​​​翌十五日は義仲寺 仲秋の観月句会の席で物心両面の援助をしてくれた大津門人衆へのお礼の心を込めてそのものすばり正直に​​​​​

「米くるる友を今宵の月の客」(よねくるる ともをこよいの つきのきゃく) 

​​ と詠じているのは芭蕉の素直な感謝の心根であろうか・・酒肴もたけなわとなり更に興にも乗って 芭蕉が ​​
「三井寺の門敲かばや今日の月」(みいでらの もんたたかばや きょうのつき) 

                         (三井寺 正門の句碑 莫山筆)
と声高に吟じた折には、「おおそうじゃたった今にも出かけむものを 我もわれもと座がさんざめきわきかえった事だろう​​​​​​​​​​​​





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Last updated  October 28, 2020 04:23:00 PM
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