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2007.05.23
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カテゴリ:生命科学

まだ過労から全然回復しないのであるが、明日から出張なのでその準備も
しなければならないし、そのほかにも書類作成を手伝えという
医学部の上層部の先生方からの指令があったので、大学に出る。

そして、出たあと、いきなりまた次の書類書きマラソンに突入である。
今度は、大学全体、学部全体で行ういわゆる概算要求という枠組みの
予算である。これは、他部局の先生方といろいろな調整をしなければなら
ないし、自分が関連しない測定装置機器などについても整合性を満たしつつ
文章を作文しなければならないので大変なのである。それにまつわるいろいろ
恐ろしい話とかも聞いたし、なあ・・・。

ところで大学の先生ってそればっかりやっていればいいというわけでも
ないのである。というのは、この時期、日本学術振興会の特別研究員の
申請時期でもあり、横浜市大の学生さんも何人か、この奨学金にアプライ
したいと思っているらしい。ということで、本当はPiyotaひとりで
添削指導するはずだったのであるが、ついに手が回らなくなって助教の
T先生の手まで煩わせることになってしまったが、ともかく出してもらった。

ということで、これからまた奨学金や特別研究員の申請を目指す若い
人たちに、すご~くあたりまえのアドバイスをしよう。

------------------------------------------------
1.申請書のフォーマットはとても癖があるので、フォーマットにあわせて
自分のアピールしたいことを書いて、しかもわかりやすくする、というのは
なかなか技術が要ります。初めて書くのならば一か月以上の期間がいると
おもったほうが間違いないです。書き始めは早めに!

2.よほどものすごい学問的成果があるならいざしらず、大抵は、当落線上
ぎりぎりで採用される、と思っていて間違いないでしょう。だとすると、
査読付き英文論文の共著(2nd以下の著者)であっても、国際学会の発表歴
であっても、おろそかにできません。そういうのはいきなりじゃ用意できない
ので、日頃から機会があるのなら貪欲に参加しましょう。

3.申請書には図をはりつけることが可能です。その図、が問題。すでに
一度でも査読付き論文に投稿したことがある場合の図と、修士論文発表や学内
研究室内セミナーなどのレジメ用に作ったような図では、やはり図の完成度
(見やすさ、フォントの大きさ、バランスなど)が違います。つまり図をみた
だけで、練れている図かそうでない図かわかってしまいます。でもそういう
図も、また、一朝一夕では準備できません。印象的な投稿グレードの図の
作成に労力を割きましょう。

4.その研究の内容を直接的には知っていない、でも既に経験豊かな先輩か
先生に、客観的に査読してもらいましょう。テーマを直接指導してもらっている
教員は、その内容をあらかじめ十分理解しているので、少々読みにくくても
意味を理解してしまいます。でも審査員はそうじゃありません。とすると
テーマと直接関係ないけれども、日本語申請書などの査読ができるレベルの
先輩科学者の人に一度読んでもらってアドバイスしてもらうのがベストという
ことになります。

こんな感じですかね~。

何度かこういう申請書をかく訓練をしておいて、その成果をたとえば就職の
ときのエントリーシートに記入するのにも役立たせるといいと思うのだ。
いままで自分でも経験したし、知り合いの大学院教員からも何度も聞くことなの
だが
・就職活動をしている大学院生で、内定をもらう人は何社からももらい、
・内定が出ない大学院生は、何社うけてもなかなか内定をもらえない
という傾向があるように思う。これは、自分をアピールするためにいかに自分を
客観的にとらえることができるか、という能力と、それも含めて研究活動内容を
論理的に説明する能力、の両方を培うためには、やはり自覚して訓練が必要なのだ
ということだと思う。

ちなみに速水敏彦著の他人を見下す若者たち (講談社現代新書)
あらわれてくるような、「自分以外みんなバカ」みたいな仮想的有能感に毒され、
自分も他人も客観視できなくなっちゃったような若者には、あたりまえだけれども
まともな奨学金などの申請書は書けないんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろう?
でもって、「自分以外みんなバカ」みたいな妄想は、2ちゃんねる生物版とかに
入り浸りすぎると、簡単に伝染してきてしまうかもしれない。
2ちゃんねる、面白いしもちろん有用情報も少なくないけれども、すくなくとも
不特定多数を貶めたり煽ったりするのはやめようね・・・・





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最終更新日  2007.06.17 17:48:24
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