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テーマ:猫のいる生活(136831)
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バチカン市国にあるバチカン図書館は世界最古の図書館の一つで、歴史的に重要なコレクションを収容する図書館として有名です。
![]() ![]() ![]() バチカン図書館の所有する手書き文書をデジタル化して公開する「デジタ・パチカーナ・オンルス」 このバチカン図書館に隣接してバチカン秘密記録保管所と云う所があります。 例の映画「ダ・ヴィンチ・コード」の続編、「天使と悪魔」で登場する門外不出の記録庫です。 ここには一般人は立ち入り禁止、ましてや「ダ・ヴィンチ・コード」でカソリックに不利な証拠をつきつけたロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は絶対拒絶される立場だったのに、拉致された新教皇の有力候補を救出するために立ち入りが許可されると云うもの。 ![]() ![]() 右側がバチカン図書館の入口です。 ![]() 確かに17世紀にパウルス5世によりバチカン図書館から分離されてバチカン秘密記録保管所として独立した当初は、外部からの閲覧は固く禁じられ内部の極一部の学者のみが可能となっていました。 しかし1881年にレオ13世によって公開され、それが現在でも続いているのです。 これは「バチカン秘密記録保管所」と云う名前のトリックなんですな。 「天使と悪魔」の原作者ダン・ブラウンは充分ご承知の上で、話を面白くするためにこんなストーリーを考えたのです。 名前の「秘密」の元になった「Secretum」は秘密を意味するものではなく、中世ラテン語で「個人的な」「プライベート用」を意味し、教皇の個人的財産であることを示しているだけなんです。 歴代教皇の私的な文書が多くコレクションされているのがバチカン秘密記録保管所の実態です。 ![]() 教皇私有リポジトリ(文書館)と云う位置づけですが、聖座によって公布された全法令を保管するために設置された文書館なので、カソリックにとって都合の悪いことも記録されているのか? ![]() ![]() 1980年10月にはバチカン美術館のピーニャの中庭地下に43km の棚を配置した31,000立方m の容量を持つ地下書庫が増設されました。 最も古い文書は8世紀の終わりにまで遡りますが、保管所の移転と政治的混乱が、インノケンティウス3世以前の文書館資料のほとんどを喪失する原因となり、13世紀以前のものはわずかしか残っていないようです。 著名な所蔵文書にはコロンブスのアメリカ大陸発見を受けて教皇アレクサンデル6世が出した布告とか16世紀に公布されたマルティン・ルターの破門状、17世紀に地動説を唱えたガリレオ・ガリレイに対する異端審問の記録などがあります。 ![]() 閲覧申請者は、氏名や住所など自分の個人情報と研究の目的を必ず求められます。 文書を探す「索引」は、索引室で調べ、元の場所に戻さなければならない仕組みです。 索引の一部または全部の出版は禁止されているのです。 つまり文書全体を総花的に眺める手段は禁止されていると云うことですね。 またボールペンの持ち込み禁止などの厳しいルールが存在しています。 ![]() ![]() 古典文書を扱うので、データ化は必要ですよね。 ただ門外不出文書を扱うので、データセンターのセキュリティと運用については厳しいルールが定められているようです。 データセンターの床にはパネル硫酸積層体なるものを使用ししているようです。 ![]() ![]() ![]() 整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。 心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。 すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。 なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。 「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。 そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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