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テーマ:猫のいる生活(136020)
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きのうは朝からヨメとふたりで「今宮戎」の「十日戎」に行ってきました。
本番はきょう10日なんですが、きょうはこれからリハビリがあるので行けない。 で、「宵えびす」のきのうにしたのです。 戎さんは商売の神さまだから、直接には関係ないんですけどね。 まぁ、新年どこも初詣しなかったので、これでチャラに。 まして境内を競争で駆け抜ける「西宮戎」と違って、大阪の今宮戎はめっちゃ狭い。 で、もみくちゃにされて、お参りするのが常なんですが、宵えびすのそれも朝と云うともあって、まぁまぁの人出しかありませんでした。 お参り済ませて、延々と続く屋台を横目に見ながらナンバまで。 そこの「カオマンガイカフェ」でタイ料理。 これが昼食です。 ここのスタッフは全員タイ人なので、味も本格的なタイ料理が楽しめます。 私たちが日常、普通に使っている「びびる」って単語。 いかにも現代に出現した言葉のようですが、実は「びびる」って単語は、平安時代末期から既に使われていた言葉です。 イミは鎧の触れ合う音のことを指した単語です。 当時、大軍が動く時に鎧が触れ合って「びんびん」と響き、この音を「びびる音」と呼んでいました。 静岡県富士川で源頼朝、武田信義と平維盛が戦った合戦で、武田信義の部隊が平家の後背を衝かんと富士川の浅瀬に馬を乗り入れます。 それに富士沼の水鳥が反応し、大群が一斉に飛び立ったのです。 これに驚いた平家方は大混乱に陥りました。 兵たちは弓矢、甲冑、諸道具を忘れて逃げまどい、他人の馬にまたがる者、杭につないだままの馬に乗ってぐるぐる回る者、集められていた遊女たちは哀れにも馬に踏み潰されたとの記録が残っています。 結局、平家方は総崩れになって逃げ出しました。 遠江国まで退却しますが、軍勢を立て直すことができず、全軍散り散り。 総大将の維盛が京へ逃げ戻った時にはわずか10騎になっていたと云います。 このときの、「びびる」音を聞いただけで怯えて平氏が逃げ出した様子から、「びびる」という言葉が「怖い」とか「震え上がる」という意味で使われるようになったそうです。 江戸時代には「はにかむ」という意味でも使われていました。 このように、現代用語と思っているものが、実は意外に昔から使われてた例は他にもあります。 例えば「モテる」。 「モテる」は江戸時代から使われている言葉で、まったく字の如しで「持てる」が語源とされています。 「持てる」には「持ち得る」の意味があり、そこから「持ちこたえる、保ち続けられる」。 そして「支えられる、支持される」という意味に派生し、最終的に「もてはやされる」という意味になっていきました。 昭和中期辺りからカタカナを併用した「モテる」という表記も広く知れ渡っていったのです。 例えば「マジ」と云う言葉。 これは江戸時代の芸人の楽屋言葉、つまり業界用語として使われていました。 「マジ」は「真面目」「真剣」「本気」といった意味からきており、1980年代に入ってから、若者を中心に流行していきましたね。 例えば「ムカつく」と云う言葉。 これも「びびる」と同じで、平安時代後期から使われていました。 最初は体調がすぐれないときに使う言葉。 胃が胸やけを起こしていたり、吐き気を催している状態のことを指しました。 それが1970年後半以降は「腹が立つ」という意味合いで使われるようになったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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