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テーマ:猫のいる生活(136025)
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先日、TVのニュース特集でやっていましたが、外国から来た人たちが直面する問題のひとつに「印鑑」があると。
確かに、現在、日常生活で印鑑を必要とするのは日本と韓国ぐらいです。 中国は公印や企業印はあっても、一般にはサインで済ましています。 韓国も徐々にサイン・オンリーになって、ゆくゆく印鑑を使うのは日本だけと云う事態も。 しかし、また、印鑑を持つのが彼らのステータスみたいで、極めて強い憧れをもっているのですね。 外国人が印鑑を作る場合、問題になるのが「字数」です。 と、云うのは、外国人によってはミドルネームを持っている人がいます。 また、「本名」以外に日本で暮らすために「通称」を持っているケースも多くあります。 外国人の場合は、この通称でも住民登録ができるのです。 と、なるとややこしい。 ・アルファベットそのままでもOK。 ・日本人と同じように氏名だけの印鑑は「カタカナ表記」でも「通称」で漢字が混じっていてもOK。 ・「氏」だけの印鑑は「氏名」と同様に「カタカナ表記」でも「通称」で漢字が混じっていてもOK。 ・同じように「名」だけの印鑑もOK。 ・「氏+ミドルネーム+名」はもちろんOK。 ・「氏とミドルネーム」や「ミドルネームと名」もOK。 ですが、すべて「イニシャル」とか「ミドネームのみ」は遊びで作る分にはいいですが、住民票なんかには使えません。 「氏名と通称の組み合わせ」もダメです。 どっちにしても、どれをとっても日本人よりかなり文字数が多くなるケースがほとんどらしい。 なかにはベトナム人のように、名字に「グエン」のつく人が人口の40%も占めていて、フルネームでないと判別できないと云うのもあります。 実際に作った外国人の印鑑を見ると、日本人サイズより一回りも二回りも大きいものがほとんどです。 印鑑証明をする印鑑の大きさには決まりがあって... ・一辺の長さが8mm の正方形より大きく ・一辺の長さが25mm の正方形に収まるものとされています。 まぁ、25mm 角以上の印鑑を作る人も居ないでしょうが、外国人の印鑑には書類の「印」枠内に収まらないのも多々あるらしい。 とまぁ、なまじ印鑑文化をもたない人が印鑑を作るとなると、相当な苦労があるみたい。 それを乗り越えて、初めて自分の印鑑を手にした外国人の喜びようったら(笑) ところで、安い印鑑を三文判と云いますよね。 あれは文字通り、江戸時代の通貨「三文」で買えるような粗末な印鑑だったからです。 比較的物価が安定していた文化文政時代(1820年頃)の物価と比較してみると、一文が平均30~35円くらいの価値だったようです。 つまり、三文とは現在の100円くらいという計算になります。 その後、三文と云う言葉は、実際の金額に関係なく、安価で粗末なものにつけられるようになりました。 ちなみに、現代の三文判によく使われる素材に「カゼイン・プラスチック」があります。 この「カゼイン・プラスチック」の原料はなんと「牛乳」なんです。 バターや生クリームを作るために脂肪分が取り除かれた牛乳を脱脂乳と云いますが、この脱脂乳を加工してできるのがカゼイン・プラスチックなんです。 あのぉ~脱脂乳って、私ら子供のころは給食の牛乳だったんですけど... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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