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耳(ミミ)とチャッピの布団

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Jul 5, 2019
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古代ギリシャの偉大な哲学者アリストテレスは、大きな石は小さな石よりも速く落下すると考えました。
つまり重いものは軽いものより速く落ちるということです。

今では誰でもこの考えが誤っていることを知っていますが、今から2300年以上前には、この考えは当然のことと信じられていたのです。
それからさらに2000年近くもこの間違いは支持され続けました。


この誤った認識に真っ向から挑戦したのが、ガリレオ・ガリレイです。
ガリレオは、どんなことも「自分の目で観察して確かめる」という手法をとりいれました。
彼は実験や観察を重視し、自分の考えを証明するには実験するしかないと結論づけたのです。
ガリレオは「物体の落下速度は その物体の重さによらず一定である」ということを証明するために、「ピサの斜塔」から大小2つの鉛の玉を同時に落とし「大小両方の玉が同時に地面に落下すること」を確認することによって、「重力による物体の落下速度は、その物体の質量の大きさに依らない」と云うことを実証したのです。
と、云うのは胡散臭い逸話で、ガリレオの弟子ヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニ の創作。
実際には行われていない、とする研究者も多いのです。

このエピソードに先立って既に「落下の法則」を発見していたオランダ人のシモン・ステヴィンの実験と混同して後世に伝えられました。
よってアリストテレスの理論を瓦解させたのはガリレオではなくステヴィンの功績となっているのです。
実際にガリレオが行った実験は、斜めに置いたレールの上を、重さが異なり大きさが同じ球を転がす実験でした。
斜めに転がる物体であればゆっくりと落ちていくので、これで重さによって落下速度が変わらないことを実証したのであす。
この実験は、実際にもその様子を描いた絵画が残っています。
実験の再現動画がこちらです。
ガリレオの実験は"地球上"でおこなわれたため、若干の空気抵抗があって、厳密には正しい方法での実験とは云えませんでした。
重力は地球がまかなっているので、これだけは2つの鉛玉とも同じ条件です。

ぢゃあ空気のない月面で実験すりゃあいいだろう。重力は月の重力なので問題ない。
と、考えたのは作家のデイヴィッド・スコット。
もともと彼はNASAの宇宙飛行士だったのです。
そして1971年、アポロ15号の船長として月面に降り立ちました。


このとき、スコットは、かつてガリレオが実験した内容を完璧な条件で再現しました。
片手に重いハンマーを持ち、もう一方に羽根を保持しました。
そして同時に落下させたのです。
ハンマーと羽根は同時に着地しました!
ガリレオの「落体の法則」をみごとに実証したのです。
この実験動画が残っていますが、古い素材なので鮮明さがありません。
動画が始まって1分後ぐらいで落下させてます。
2014年になると、地球上で同様の実験をおこなった人物がいます。
行ったのはイギリス人の物理学者ブライアン・コックスです。
彼はTVの科学番組プレゼンターやポピュラー・サイエンス著作でも有名な人物です。
実験場所はNASAが所有する世界最大の真空室です。
オハイオ州にあるNASAスペース・パワー・ファシリティと呼ばれる施設で、直径30.5m 、高さ27.2m 、建物全体の体積は2万2,653立法メートルと云う巨大施設です。

この実験では模擬宇宙真空室で、ボウリングの球と羽毛を数十メートルの高さから同時に落として落下速度を計測したのです。


真空中には空気がないので空気抵抗はまったくない。
地球には重力が働いているので、全ての物体は全く同じ力で引っ張られていく(万有引力の法則)。
つまり空気抵抗さえなければ、落下運動の時、同じ重力加速度を受けるため、羽毛もボウリングの球も同じ速度で落下していくのですね。
繰り返しますが、これがガリレオの「落体の法則」です。
実験の動画がUPされてました。
最初に真空前の落下(と~ぜんボウリング球の方が早く落下します)、その後に真空にして落下実験をしてます。
実は同じ実験をずっと以前からしてる生き物がいました。
もう、お分かりですね。
にゃんこです。
でも、真空中ちゃうやんか!そこがまだ学習足りないトコなんですな(笑)
と云っても、うちのミミはもうこの実験をしなくなりました。





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Last updated  Jul 5, 2019 05:16:03 AM
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