|
テーマ:猫のいる生活(136027)
カテゴリ:カテゴリ未分類
キアヌ・リーブスと云えばサンドラ・ブロックと共演した1994年の作品「スピード」で一躍、国際スターとなりましたね。
そして1999年の映画「マトリックス」で再ブレイク。 マトリックス3部作に主演し、人気を不動のものにしたのはご承知のとおり。 最近では引退した凄腕の殺し屋を描く「ジョン・ウィック」シリーズが好評で、昨年にはシリーズの第3作「ジョン・ウィック:パラベラム」が公開されました。 クリエーターたち全員にハーレー・ダヴィッドソンをプレゼントしたとか。 またキアヌのラーメン好きは有名ですよね。 特に味噌ラーメンが大のお気に入りです。 なんとキアヌは撮影終了までの数週間、毎日のようにセット作りを手伝ったのです。 たいていの俳優はスタッフを見下してるにも関わらず、キアヌは気さくな面があるのです。 そして現場スタッフに毎日、朝食と昼食をおごったりしてます。 また1997年の「ディアボロス/悪魔の扉」と2000年の「リプレイスメント」では自ら報酬減額を交渉し、アル・パチーノとジーン・ハックマンの2人を雇い入れることに成功してます。 2000年のインタビューで「自分にとって楽しみとお金は関係ない。ちょっとでいいから満足できる仕事して、良い映画ができるとうれしい」と語っています。 キアヌにとってお金は生活できれば十分らしい。 ハリウッドスターにしては服装も地味です。 画像よりもっとボロボロの服装をしてるとこも激写されています。 移動手段も、ハリウッドセレブよろしく自家用ジェットでなんてことはなく、地下鉄に乗ることもしばしば。 ほとんどの人に気づかれず、目の前の妊婦にごく自然に席を譲るさまを撮られたこともありました。 共演した女優など気心の知れた女性が相手のときはしっかり腰を持っていますが、ファンなんかと写真撮るときは腰回りに手をまわすものの、手が身体に触れていません。 欧米では、男女で写真を撮る時には、男性が女性の腰に手を回すのはよくあることですが、中にはそれを嫌がる女性もいます。 そんな女性たちを気づかって、身体から数センチのところで手を浮かせるのです。 1966年に映画雑誌「cut」のインタビューで、浮いた話のないキアヌに対し、インタビュアーが「キアヌはゲイではないのか」と云う不躾な質問を投げかけたことがあります。 キアヌは「ほんとのことはわかんないけどね」「ゲイであること自体は悪いことでもなんでもないだろ。なのにぼくが否定したら、批判するのと同じじゃないか」。 これらの報道に対しては、否定も肯定もせずノーコメントを通し、本人は「弁護士を立てるほどじゃない、笑って無視すればいい」と語っています。 そしてキアヌは生き物も大好き。 猫派とか犬派とか、そんなことを云いません。 猫も犬もどっちも好きなんです。 キアヌにはもうひとつ隠れた顔があります。 小児科病院と癌の研究を手助けするチャリティ財団を、誰にも云わず密かに設立していることです。 チャリティ財団を運営して、募金活動を続けていたのです。 セレブの慈善活動は、困っている人たちを助けるという目的とは別に、セレブ自身のイメージアップにもつながるため、ほとんどのセレブがこうした活動を公けにしてますが、キアヌの財団にはキアヌの名前すらつけてません。 何年もの間、ひっそりと匿名で病気と闘う子供たちや癌治療の研究を手助けしていたのです。 しかも自分の報酬のほとんどをこっそり寄付していました。 キアヌは「自分の名前を使いたくない。財団そのままの力でできることをさせている」と。 表面を着飾るよりももっと重要なものがあるんじゃないか、と彼は主張しているのです。 そんなキアヌの人生は壮絶そのものでした。 キアヌは主にトロントで育ちましたが、5年間に4つの高校を転々としてます。 そのうちの1校では退学処分まで受けているのです。 キアヌはその理由について「僕はだらしなくて落ち着かない生徒だったからね。少々やんちゃで、嘘をつき過ぎた。端的に言って素行のいい生徒じゃなかった。恐らくみんなの足を引っ張る存在だったんだね」と語っていますが、実はディスレクシアだったのです。 ディスレクシアは、学習障害の一種で、知的能力や一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害なんです 結局、キアヌは高校教育を修了することはありませんでした。 父はハワイ出身のアメリカ人地質学者、母はイングランド人の元ダンサー。 ところが3歳のとき、父は妻子を捨てて家出。 このため、キアヌは現在に至るまで実父と一切の縁を断ってます。 ところが母親も浮気癖があり、56人もの男と関係をもちました。 次々と違う男性を父親として迎えなければらならず、それに合わせて世界各地を転々としていったのです。 最後は両親に代わって、祖父母とベビーシッター兼ホームスクール先生のナニーが、キアヌと妹キムの面倒を見ました。 23歳の時に親友のリバー・フェニックスが薬物の大量摂取で死亡します。 1999年にキアヌはジェニファー・サイムという恋人のお腹に赤ちゃんを授かります。 ところが妊娠8ヶ月で女児が死産。 それから数週間ほどして2人は別れるも、その後も親しい友人としての関係は続きました。 ところが翌年、彼女自身もパーティーに参加した帰り、自らの運転する車で事故を起こし他界。 彼女はコカインを始めとする複数の薬物摂取下での運転だったのです。 ジェニファーの訃報を「マトリックス リローデッド」の撮影中に聞いたキアヌは、何も語らず、寡黙に撮影をこなしたそうです。 そんなキアヌの妹キムは10代半ばで白血病を発症してます。 その妹のためにハワイに24時間医療体制のコンドミニアムを作ってあげ、キムは医師による看護の下で療養生活を現在も送っているのです。 この妹のことを契機に苦しむ人々に手を差し伸べる生き方を決意したのです。 ホッケー選手の試合中のアクシデントがきっかけで設立された脊髄損傷者のリハビリ支援を行う慈善団体にも寄付したり、癌の研究団体への寄付を呼びかける番組に電話で参加したりしています。 キアヌは云います「これまでのいくつかの成功にはとても感謝しているよ。それが別な(慈善の)機会につながるから、おかげでまた演じる気になれるんだ」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|