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テーマ:猫のいる生活(136431)
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きのうトルクメニスタンへの渡航について述べましたので、その他の国々カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンも含めて、シルクロードの食べ物ってどんなだろうと検索しましたが、遊牧民騎馬民族系の食事ってのはチョット日本人には馴染めない(少なくとも私は)。
遊牧生活で、保存を容易にするためサワーミルク (発酵乳)を多用するのはいいとして、メインはお肉ばっかしなんですね。 それも羊肉や馬肉、それも茹でた後細かく切り分けずにそのまま出されることが多い。 ソーセージに加工しても、屠殺した挽肉の塊を脂、血液などと混ぜ、腸に詰めて作られていて、ちょっと画像にするのがはばかれるようなのばかり。 市場の画像なんて、羊の首が並べられてるしね。 カマズ=馬乳酒。 「馬乳酒」とは馬の乳を発酵させた乳酒と呼ばれるグループの一種で、要するに家畜の乳からつくる酒です。 乳に含まれる乳糖が酵母によって発酵し、発酵乳に微量のアルコール(度数1%~3%)が生じたものらしいです。 乳酸菌による乳酸発酵も併せておこるため強い酸味を持ち、発酵時の二酸化炭素ガスを含むため僅かですが発泡性を持ってます。 馬乳酒は、モンゴルが本場らしいのですが、カザフスタンなどの中央アジアからロシアの一部でも非常にポピュラーな飲物らしいです。 ロシアの場合はモンゴル系民族のカルムィク人やブリヤート人ぢゃないかと思います。 ブリヤート人は弥生人か縄文人の遺伝子に近い特徴を持つと云われ、日本人のルーツではないかと注目を集めています。 むしろ日本人が牛乳を飲むよりはるかに飲む量は多い。 アルコール度数が微弱なので、子供たちも大人と同じように飲んでます。 白い液体で、強烈なチーズのような匂いがします。 しかし、上質なクミスはスモークチーズのような香りがするらしい。 口に含むと強烈な酸味。 よく知られてるように「カルピス」はアイラグをヒントに作られたものです。 創業者の三島海雲氏が仕事でモンゴルに渡ったとき、馬乳酒に出会ったそう。 現地の人々に勧められるままに飲み続けるうち、長旅で弱っていた胃腸の調子がよくなり、心身ともにすっきりしたそうです。 陸地で数千km にわたって中国と国境を接するモンゴル。 中国南部で新型コロナウイルスが流行したとニュースが伝わると、国境地帯を全て封鎖しました。 航空便だけでなく、列車と自動車など中国との交通を全面的に遮断し、人的交流を止める強硬措置を取ったのです。 それを実施したの、何時だと思われます? なんと1月27日のことです。 日本でクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」船内で最初の10人の感染者が確認されたのが2月5日です。 当時、まだ日本便が飛んでいましたが、チンギスハーン国際空港に着くと完全防護の係員6人が機内に乗り込んできて、乗客全員が20項目ほどのアンケートを書かされました。 さらに体温チェックや中国への渡航歴などの質問を受け、飛行機から降りると入管ではパスポートの入国歴を詳細に調べられ、やっと入国できたのです。 2月下旬にはバトトルガ大統領が中国を訪問。 これは、単に国境線を閉鎖したままでは、独裁的な隣国の気難しい指導者(習近平)の機嫌を損なう恐れがあると見て、モンゴル最高指導者が北京を表敬訪問したのです。 「困難な時期」に来訪した草原の国の指導者を北京は「外交の成功」として位置付けました。 バトトルガは「中国人民への見舞いとして、ヒツジ3万頭を贈る」と述べてウランバートルに戻っていきました。 バトトルガは、スターリン思想を中国流独裁体制の強化に悪用する北京の政治家たちを「頭がどうかしている」と思っているのです。 日帰りの北京訪問でしたが、自国民を安心させるため、バトトルガとその随員たちは帰国後2週間、病院で隔離に入り外部との接触を絶ったのです。 それでもなを膨大な国境線を中国ともっているモンゴル。 いくら陸路や空路を遮断しても人の動きを100%制御することは困難です。 在モンゴル日本国大使館は4月8日に記者会見を開催し、モンゴルにおいて新たに1名の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。 これでモンゴルの感染者は何人になったと思われます? なんと10人です! しかも、10人の感染者全員がチャーター機で帰ってきたモンゴル人と、移動禁止の命令を聞かなかったフランス人です。 つまり国内感染者は0。 私は件の馬乳酒がウイルス感染の防止に役立ってるのでは?と思ってます。 と、云うのも馬乳酒には胃炎、胃潰瘍、腸炎といった消化器系、さらに糖尿病や高血圧といった生活習慣病に対して効果があるとされてます。 その上に結核やウイルス性肺炎といった呼吸器系の病気にも効果が確認されているのです。 ただモンゴルツアーを組む旅行代理店では「日本人が飲みすぎると下痢をおこす可能性がある」として注意を喚起しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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