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テーマ:猫のいる生活(136492)
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行ったこと無い、また、これからもおいそれと行けそうにない処でも、土地土地のお料理は興味つきないですね。
日本のチェーン店も、それはそれで存在価値もあるけど、やはりその土地ならでは、そのお店ならではの美味しい料理が出てくるとこの方がダンゼン魅力的。 私がいつも感心して拝読してるのが、パパゴリラ!さんのブログで、よくまぁこんだけ美味しそうなお料理出てくるところ探して来られるものだと。 とりわけお蕎麦のお店は、特別なお蕎麦臭覚が発達してるのでは?と(笑) もともと日本人がどんな国のお料理も上手にこなして、日本独特の繊細さや味付けで、やはり日本の右に出る国はなかろうと思います。 バルカン半島にあるモンテネグロって国。 クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、アルバニア、コソボと国境を接した日本人にはなかなか馴染みのない国ですね。 福島県とほぼ同じ面積のちっちゃな国です。 もともとユーゴスラビアの構成国のひとつで、長らくオスマン帝国や旧ソ連など隣国の干渉を受け続けてきましたが、ロシアの反発を無視して、2017年に北大西洋条約機構(NATO)に加盟してます。 モンテネグロは周辺国と同じように城壁に囲まれた旧市街が観光のウリですが、同時にアドリア海に沿った細長いビーチも有名。 ですが、首都ポドゴリツァまで関空からだと一ヶ所経由の最短でも17時間30分。 だいたい21時間~33時間はみとかなきゃなりませんから、おいそれと行ってみようとはなりませんね。 やはりイスタンブールやローマあたりで遊んでから移動しないと。 モンテネグロの至るところにカフェや屋外レストランがあります。 とても雰囲気のいいお店ばかり。 2006年の映画「007/カジノ・ロワイヤル」では、ダニエル・クレイグ扮するボンドがモンテネグロ行きの列車内でモンテネグロワインを楽しんでました。 モンテネグロは2,000年以上の歴史を持つワインの特産地です。 赤ワインに使われる「ヴラナッツ(Vranac)」は、モンテネグロ原産の葡萄で、果実は大きくて色が濃く、紫や濃い青の薄い皮を持ちます。 高品質で辛口の赤ワイン生産に使用され、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどとの相性も良く、程よいタンニンの苦みと長く続くフルーティーさが特徴的な辛口でスムースな飲み口です。 白ワインだったら「クリスタッチ(Krstac)」、黄金色の辛口ワインです。 ワインとくりゃ、アテは決まってますね。 モンテネグロには「ニエグシュの生ハム」と云う絶品の生ハムがあります。 肉の信じられないほど濃い色と強烈な味が、この名物料理の特徴です。 肉を約3週間塩漬けし、約3週間プレスして余分な水分を取り除き、軽く燻製。 涼しい山の風で3ヶ月間乾燥させ、その後熟成させます。 完成までに約1年かかる、手の込んだ生ハムなんです。 モンテネグロのニェグシ村は、ハムや地元のスモークチーズで特に有名です。 モンテネグロ山岳地帯の伝統料理カチャマックは、セルビア料理ですね。 カチャマックは、砕いたジャガイモとカイマック(クリーム状の乳製品)、羊のチーズを混ぜたトウモロコシのお粥です。 かなりお腹にボテッとくる料理です。 ハムとチーズを仔牛肉の薄いスライスに折り込み、グリルした料理です。 これは有名なセルビア人シェフ"ミロヴァン・ミチャ・ストヤノヴィッチ"の発案ですが、これそのものも、子牛肉の代わりに豚肉を使用したり、肉を詰める代わりに生ハムで肉を包んだりしたバリエーションもモンテネグロの人気料理のひとつになったのです。 「肉巻き肉フライ」みたいなのが「ポペツィ」。 たたいて薄く伸ばした鶏肉に、ハムとチーズをのせて棒状に巻いたものを揚げて、タルタルソースでいただくと云うもの。 ナイフを入れると、熱せられたバターがあふれ出てきます。 シーフードでは「ブザラ」と云うエビやルーム貝、アサリ、イカを赤または白のワインソースで調理したガーリックシーフード料理があります。 オリーブオイル、ニンニク、パセリ、トマト、ワインを材料とするシンプルで伝統的なレシピです。 ブランシン(アドリア海のスズキ)やオラダ(金目鯛)、ロンブン(鯛)、ズバタック(デンテックス)など鮮魚をグリルしたのも名物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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