謹訳 源氏物語一 林望 読みました。
源氏物語の現代語訳版です。1年ほど前だったでしょうか。BS11のベストセラーBookTVに林先生が出演していまいした。とても読みやすい現代語にしているとのことだったので是非読んでみたいと思っていました。まったくといっていいほど初めての源氏物語読書となりました。謹訳源氏物語Webページ【送料無料】謹訳源氏物語(1)価格:1,500円(税込、送料別)桐壺から若紫までの5帖が納められています。全般的にかなりわかりやすい現代文になっていて読みやすかったです。歌もすべて丁寧に現代語になっていて解説もついています。はじめて読んで、うわさどおりの好色的光源氏に納得という印象です。でも思っていたより丁寧な心理描写とミステリー的な展開で楽しく読める物語だなと感じました。それにしても当時の公家や官僚がこれほどモラルの低い行いをしていたのかと不思議に感じますね。夜は暇だったのでしょうか。そして、率直にいってもっとつまらない話だろうと想像していましたが、とんだ誤解であったと思いました。夕顔の話なんかはある意味一級の恋愛サスペンス・ミステリ―だという気がしました。また、若紫に対するロリコン的、変質的なしつこさなども、非常に不気味ともいえる面白さです。林先生の源氏物語は全10巻の予定です。この先どれくらいのペースで読めるか分かりませんが。また、読書の楽しみに幅が出来たなと思っています。一応すぐに二を読む予定ですw