TV放 送を録画するためには、チューナーの制御、タイマー録画の開始/停止、EPG情報による予約が必要です。
2台あるHD-PVRのうち、1台目はこれらのために、Windows MCE2005を 使っています。MCE2005は外部チューナー(我が家ではPanasonic のCATV STB TZ DCH-1820)を 赤外線リモコンで制御できるので、MCE2005で録画システムを作り、MCE2005が録画を開始すると、Linuxでも録画されるように小さな プログラムをつくりました。Rubyで数十行のつたないプログラムですが1年以上問題は起きていません。
このシステムの欠点は、
- (HD-PVRとは別に)MCE2005対応のキャプチャカードが必要(私はHauppauge WinTV-PVR-USB2 を使ってます)
- MCE2005(もしくはVista)対応の赤外線リモコンユニッ トが必要。(新品ではたぶんこれくらいしか入手できないと思 う)
- チュー ナーのチャンネル選択が「シームレス」モードでないとだめ。MCE2005は0-9の数字キーしか赤外線リモコ ンで発信できないため。
- MCE2005は本来複数台のチューナーをサポートしているが、拙作のプログラムでは1台のみ
とまあ ハードル高いです。(プログラムは公開していませんけど、欲しい人い ますかね?)
2台目 は、1台目の問題を解決すべく、全部Rubyでプログラムを書いています。赤外線リモコンの ためには、バッファローのリモートステーションを使用していますが、1台目のシステムで使っているSTB TZ DCH-1820は赤外線リモコンのコードが 長すぎるようでリモートステーションで制御できず対応を苦慮中です。現状HitachiIV-R1000 HDDレコーダーをディスクレスで使 用しています。一時期、バッファローLT-H90DTVも使っていましたが、発熱が醜く、調子よくなかったですね。
iEPGをWebブラウザなどで取得してタイ マー録画まではこぎつけていますが、そんなこんなで、録画が重なったときだけ細々と運用中です。
チューナー に関しての注意点 はD端子が必要なのはもちろんですが、SD放送の時に勝手にアップコンバージョンするタイ プの場合、ファイルサイズが必要以上に大きくなります。よって、SDはSDのまま出力できるタイプの方がいいです。私は仕方ないので保存する場合はSD相当(720x480)に再エンコードしています。
ちなみ に、上記のTZDCH-1820はSDはSDのまま出力する設定があります。IV-R1000とLT-H90DTVは勝手にアップコンバージョ ンです。
「PCで録画」はパソコンオヤジの 夢として軽い気持ちではじめたのですが、ハイビジョン対応の際に、CanopusHDRECでCPUパワーの不足を痛感(再エンコードに半端じゃなく 時間がかかる)。HD-PVRは(以前は)日本で販売されていなかったこともあって情報不足。プログラムの自作まで始めてしまいました。HDDもいつのまにか7TB以上になってしまい、時々自分 でも「オレ、なにやってんだろ?」と思う今日この頃です… orz
その他 は、こちらか ら。。。