1354941 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

イタリアで食べたい

イタリアで食べたい

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

プレッツェーモロ

プレッツェーモロ

Favorite Blog

オークラのデザート ciamiさん

葡萄園 11290715さん
Dolce Compagnia fiorichiariさん
イタリアの幼稚園生… ぴっぴぃさん
Il Suono Dell'Onda~… accoponcoさん
南トルコ・アンタル… turkuvazさん

Archives

Apr , 2024
Mar , 2024
Feb , 2024
Jan , 2024
Dec , 2023

Category

Feb 12, 2007
XML
カテゴリ:レストラン
近年話題のスペイン人シェフたち。
そんなシェフの一人が、イタリアで行われたイベントで作った料理を雑誌で見ました。
なかなか美しい料理で、タイトルは『オリーブオイルのラヴィオリ』。

詰め物を包んだパスタが1個、スプーンの上にのっていて、その上にはイクラが数粒。
なんだか茶きん鮨みたい。

シェフの名前はパコ・ロンセロ。
マドリッドのホテル・カジノの、ラ・テラサっていうレストランの人。
こちらはホテルのHPの、シェフの紹介ページ。

どうやら、「オリーブオイルのパスタ」っていうのが彼の代表的な料理のよう。
こちらは、「オリーブオイルのスパゲッティ」。
アップで見ると、こういうもの

ふ~ん、なかなかきれいだなあ。

でも、作り方を見てビックリ。

このパスタ、小麦粉は一切使ってないんです。
その代わりに何を使うのかと言うと、まずはスペイン産のDOPオリーブオイル。
そして水と塩。
これをゼラチンと、2種類の添加物で固めてるんです!
使ってる添加物は、増粘安定剤。
ひえ~。
こういう添加物を加えてるってこと、メニューに書いてあるのかなあ。

この料理に使われている増粘安定剤の1つ、キサンタンガムは、とうもろこしなどのでんぷんを発酵させて作るもので、水と混ぜると粘りが出るんだって。
相当多くの食品に添加されていてる物質のようで、もちろん、身体に悪いものじゃないんでしょう。
いまどき、添加物のない生活なんて考えられないし、添加物も立派な調味料や食材の1つなのかも。
一流レストランの料理に増粘安定剤が使われていても、珍しくないのかも。

全部キサンタンガム入り
  ↓



う~ん、でも、なんだろう、この違和感。

数日後、偶然、違和感を持った理由が分かりました。
TVで、食品添加物の専門家が、添加物だけを使って、イクラもどき、フカヒレもどき、ゆで卵もどきを作ってみせていたんです。

フカヒレ風
 ↓



小さなビンに入った色んな物質を混ぜるだけで、もどき食品が次から次へとできちゃうんですねー。
しかもそれらは、生活にかなり深く入り込んでいるものばかり。
コーヒーにたらすコーヒーフレッシュが、牛乳を一切使わずに、水と油と添加物だけでできちゃうのにはびっくり。
イクラもどきは有名ですよね。

日本にいると、こういうもどき食品があるっていうことは多くの人が知っているし、それが主に、高級品の代替として使われてるってことも知ってる。
だから、オリーブオイルを添加物で固めたパスタは、イクラもどきと同じに見えちゃう。
あくまでも、本物の代替品と感じてしまう。
この場合の本物は、料理人が二本の腕で打った小麦粉と水のパスタのこと。
オリーブオイルを添加物で固めてパスタの形にするなんて、反則技だよなあ。

このパスタ、材料を知らなければ、きれいな料理だなあ、で終わっていた。
でも、一度知ってしまうと、あまり食べたくないような・・・。
もう一度見てみる?オリーブオイルのスパゲッティ


それでも、一流レストランの看板料理なってるっていうことは、よっぽど素晴らしい料理なんだろうなあ。
スペインの人は、もどき料理に抵抗がないのか、見慣れてないのか・・・。


もどき食品のニュースいろいろ。
  ↓
サイコロステーキ
ゆで卵もどき
がんもどきは雁(鳥のがん)もどき






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Feb 12, 2007 09:37:28 AM
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.