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カテゴリ:ひとりぶらぶら
新潟空港に無事降り立ち、新潟を一日ぶらぶら。
前回行けなかったところを、巡っていくことに。 まずは朱鷺メッセへ。 水上バスは冬季運休中だったので、万代島美術館へ。 今回の企画展は日本画。 一口に日本画といってもモノトーンの水墨画から、吸い込まれそうな大作まで種々様々。 彩色も凝ったものが多々あり、下地に金箔を貼って樹木の質感を出すなど斬新な試みもありました。 あのコがいたら作品をつついて職員に怒られそうです(関係爆) 朱鷺メッセ併設のホテル日航新潟では、何かの卒業式らしく、袴を着た女子学生が多数歩いていました。 そんなシーズンなんですね。ちょっと早いような気がしますが。 昼食は近くの「ときめきラーメン」なる場所で。 8店舗中3店舗が潰れていたのには世の無常を感じました。 さて、ここからは周遊バス「ドカベン号」に乗って市街地を巡ります。 周遊バスは白山公園先回りが「ドカベン号」、逆回りが「犬夜叉号」です。 あえてドカベン号を選んだ(というより犬夜叉号を避けた)理由は以下略。 まずは白山公園へ。 梅がちょうど見頃。綺麗なものでした。 公園内の「燕喜館」も覗いてみました。 ついでなので、お抹茶(\300)もいただきまして。 ご立派なひな人形と、中庭の借景の中、いただくお抹茶と和菓子はいいものです。 まぁ、構造上廊下から丸見えなので、さらしもの状態にはなりますが(^^; 白山公園を後にし、再びドカベン号へ。 このバスは1時間で1周回る格好になっており、1時間間隔で回っています。 1時間というのはちょっと微妙な時間ですが、もう少し時間がほしいところですね。 次は新津記念館…と思っていたのですが、冬季休館だったので歴史博物館前で下車。 バスの車内で年配の旅人らしいご婦人に声をかけられました。 白山公園の感想を聞かれました。 どうやら、このひともあてのない旅人みたいです。 歴史博物館前まで話し込んで下車します。 そして、みなとぴあへ。 正直、この施設は1時間では常設展も見切れません。結構広い上に、ミニシアター2本とも見るとそれだけで1時間持って行かれます。 結局、終バスの時間があったのでミニシアターは「新潟・水の記憶」だけ見ました。 歴史民俗関係に興味のある人はもちろん、そうでない人にも見応えのある作品でした。 最後の方、効率一辺倒へのアンチテーゼも示されてたのが印象的でした。カクエイ新幹線や航空機、自動車交通による発展の中で、失ってきたものの大きさ。「新潟のどこが好きですか?」という問いへのひとつひとつの答えには、その失ってきたものが多々込められていました。 最後はホテル新潟のバー「リオンドール」へ。 入ってびっくり、バーテンダーがクリスマスツアーの時と同じ穂苅さん。 …しかも、しっかり覚えられていましたさ(汗 開口一番「お久しぶりです」だもん… 繁忙時で団体客もいて、今日は忙しくやかましいリオンドール。 ちょっと持て余して、本を読みながらグラスを傾けていたら、戻ってきたバーテンさんが手元を見て「なんの本ですか?」と反応しました。 読んでいた本を立てて、表紙を見せて「こんな本です」と返したら、普通に話が通じました。さすがにホテルのバーテンさんともなれば、教養あるものです。 やっぱりシメはグラスホッパー。新潟に行くと決まったときから、シメはコレと決めていました。 娯楽がない街だとは言っても、なんだかんだ言って結構見所はあるものです。 まだまだ見足りないところもあるし。 いろいろ話しながらこんな風にあれこれ見て回って、最後に流れるところに流れ着く。そんな時間の過ごし方をしたかった。 地域は違うけど、こんな過ごし方やこんな過ごし方をしたかった。 あの日、やっぱり自分が自分ではなかった。 あらためて、はっきりわかった。 確かに、文化の香りがしない人だったけど、それだけが原因ではなかったし、自分自身の未熟さが招いた面も大きかった。 いくら悔やんでも、覆水は盆に返らない。ならば、次へ進むのみか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月22日 00時10分12秒
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