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カテゴリ:日本の作家 上記以外のは行
★★
![]() 一分間だけ 単行本版 2007年4月発行 宝島社 303p 文庫本版 2009年6月発行 宝島社文庫 300p 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンレトリバーのリラを飼うことになった。恋人の浩介と一緒に育て始めたものの、仕事が生きがいの藍はは、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを見失っていく…。浩介が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。愛犬との闘病生活のなかで、藍は「本当に大切なもの」に気づきはじめる。“働く女性”と“愛犬”のリアル・ラブストーリー。 感想 ★★ 雑誌編集者の女性と犬のリラとの出会いから別れまで。 読む前から覚悟していたけど、読んでいてつらかったです。 犬との別れは避けられない。 飼い始めた時からその日を思っておかなくてはならない。 彼女は飼い方に間違いもあったけれど、 リラとの関わりを通じて、一回り大きく成長していく。 感動のストーリーという触れ込みですが 冷静に読むと、 終電にも乗れないような不規則な仕事をしている人が 犬に留守番させているのに遠距離通勤をしてはいかんだろう、とか トイレを外でしかしないように躾けておいて 長時間留守番させて、その結果粗相した犬を叩くなんて どんだけ自分勝手?とか 病気になった犬の面倒を見るのが難しくなってきて 「この犬がいなかったら」と思うとか いくらお話のエピソードにしてもひどいなぁ、 とは思うのですけれど。 これから犬を飼ってみたいなぁと思っている人 (特に一人暮らしで長時間働いている人)に 読んでほしい本だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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