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カテゴリ:写真・旅
急遽一人で故郷に帰ってきました。
帰省すれば必ず立ち寄るのが、市街を見下ろす小高い山の中腹にある松陰先生誕生地。 隣接の墓所で手を合わせ、此処の木陰で、そよぐ風も心地よく、ほっかほっか弁当を食べるのです。 心が落ち着く一時です。 そして上ってきた道を下ると突き当りが、松下村塾創始の地である玉木文之進旧宅。 幼少の松陰は、此処で叔父の講義を受けていました。 ある時、顔に止まった蚊を追い払おうとして松陰を、 「身が入っていない」と叱り付けた文之進に、松陰は縁側から庭先に向けて放り投げ出されます。 気骨と責任感の人、玉木文之進は、明治9年、数多くの門弟が加わった「萩の乱」に対する、自己の教育責任を償うとして自刀したのです。 自刀したのは、先程の松陰先生誕生地に隣接した先祖の墓の前でした。 近代が幕開けした明治に入ってからの事ですからその覚悟に驚愕です。 あの乃木希典も此処に寄宿し、教えを受けました。 私はいつも此処でしばし寛ぐのです。 此処は余り人知られず、立ち寄る観光客も少ない穴場的存在。 女性ボランティアガイドの方がおられるのですが、今日は私一人だけでしたから、あれこれ雑談させていただきました。 小さな町ですから、此の地を離れていても一つを取っ掛かりにして繋がっていきます。 「そういえば、あの店はまだありますか・・」 「そうそう、〇〇は?」 「実は私、小学生時代、あそこの娘に淡い恋心を抱いていまして・・」 「〇〇さんと〇〇さん・・」 「しかし〇〇病院の娘は美人だったな」(^.^) 「それはそうでしょう。お母さんが綺麗でしたから」 「思い出した、もう一人いました」 「〇〇店の娘」 この三人が私の中で記憶に今も残っているのですよ」 「〇〇さんの店は既に無くなって・・」 「店に出られていたお嬢さんは近くに勤めにいかれているようですよ」 「ところで皆さん結婚されているのでしょうね」 「はいもちろん」 「それはよかった」 それはよかった・・ なんのこっちゃ。^^; そうか・・小学生の時は、三股だったんだ。 最近お騒がせな二股の先を行っていたのか・・ まあ、私の場合は、相手は何も知らない、ただの片想い。爆 五十年近くも前の事だ。 三人とも、小学生の可愛い娘のまま、これからもずっと私の胸の内にしまっておこう。 ボランティアガイドの人と一時間ばかり話した私は、 松陰先生や乃木希典が講義を受けていた畳間で、ごろりと仰向けに寛いだ。 此処の昼寝は実に気持ちいい。 松陰先生誕生地にて 玉木文之進旧宅 松陰先生も乃木希典も講義を受けた畳間で昼寝するタマちゃん。^^; しかし、格好悪い~~ 撮影:ボランティアガイドさん (^.^) ランキング参加中です。清き一票をポチッと宜しくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
つつじが綺麗ヽ(^o^)丿
山口万歳! (2012年05月07日 14時29分43秒) |