|
カテゴリ:独り言
先週の土曜日のこと・・・改めてドイツに戻ってきたなぁと実感した出来事がありました。というのも、まずはお友達の結婚祝いを買いに行ったお店で・・・
そのお店はキッチン用品などを扱うところで、いろいろなブランドもそろっていてなかなか高級なところ。なので、プレゼントだとラッピングもしてくれるのです。 さて、さんざん迷った挙句、お会計をしようとレジへ行くと・・・レジにいたおじさん(以前もこのおじさんを見たことがありますが、そのときはドイツ語だった)は、私を見るなり、私が何も言葉を発していないのにいきなり「英語をしゃべるか?」と英語で聞いてきました。 ま、外国人だからだと思って言ってるんだろうと思い、そのまま英語で「プレゼント用だから包んでください」と伝えると・・・通じない・・・おじさんが「は?」と言った顔をしていたら、隣にいたおばさん(ラッピング担当)が「プレゼントって言ったのよ」とおじさんに教えてあげていました。 するとおじさんはおばさんに教えられたのが悔しかったのか、自分が理解できなかったことにに腹を立てたのかわかりませんが、一気に不機嫌モードに・・・ そんなおじさんに理不尽さを感じた私・・・思わずドイツ語で「あなたはドイツ語をしゃべらないの?」と冗談っぽく話しかけてみたら、あからさまにむっとした挙句「あんたが(ドイツ語を)しゃべるんならね」だって・・・なんで私が怒られないといけないの・・・?? さて、そんなやりとりの後、おばさんがいざラッピングに取り掛かったのですが、値札を取っていないのを発見・・・そこで一緒にいたお友達がおばさんに「値札を取ってくれてますか?」と丁寧に聞いてくれたのですが・・・ 思いっきり値札がついているのにおばさんの返事は「取った」だって・・・仕方ないので、そこにまだついてるよと教えると・・・今度はおばさん「もう一つのほうの値札は取ったのよ」(私たちは二つ商品を買ったので)と、わざわざ取った値札を私たちにつきつけてきました・・・ いや、そうじゃなくて・・・普通ならそこで「あら、うっかりしていたわ」くらいで、値札の取り忘れを認めてくれてもよさそうなものを「私はもう一つの値札は取ったのよ」って・・・そこを主張してどうすんだ?? まぁ、どうにか値札は取ってもらいましたけど、ドイツに戻ってきて1週間でもうロンドンに戻りたくなった私・・・そんな気持ちに追い打ちをかけるように、今度は路面電車がネオナチのデモのため止まっていました・・・ 乗り場に通じる階段の下には警察官が5人ほど立っていて、路面電車が止まっていることを伝えていたのですが、思わず「止めるのは電車じゃなくてデモじゃないのか?」と怒り心頭の私・・・しかし怒っているのは私だけ・・・他の乗客も警察官たちも、シラーっと・・・まるで他人事・・・おーい・・・ しょがないので隣の駅まで歩くことなったのですが、地上にはさらにパトカーや警官もたくさん・・・しかし・・・路上でタバコを吸っていたり、おしゃべりしながらなんか食べたりしていて危機感ゼロな警察官たちも・・・しかもタバコは道路にポイ捨て・・・勤務中ですよね?? ちなみにこのネオナチのデモですが、ミュンヘンでも年に何回かあるのですが、ドイツではデモを公共の場で行うときはもちろん登録が必要になります。今回も、ネオナチがミュンヘン市内でデモをするということで、ミュンヘンの市長は反対し裁判にかけということですが・・・言論の自由の元、ネオナチのデモであっても裁判では負けてしまうんだとか・・・ というわけで、ミュンヘン市が反対派を集めてネオナチのデモに抗議するというわけなのですが、これがぶつかりあって大騒ぎになったりしないようにということで、警察が総動員・・・路面電車が止まると・・・ という話を、タクシー(結局路面電車はずっと止まっていたのでタクシーに乗りました)の運転手さんから聞いたのですが、なんだか腑に落ちない私・・・路面電車が止まっていて迷惑を被ったからというわけではなくて、ネオナチのデモを法律上、禁止できないということに驚いたのです。 クリスチャンいわく、ドイツではネオナチであるという証拠がある場合(あのネオナチのマークとか)警察は捕まえることができるという話ですが、単なる外国人排除を主張する運動という名目では政府が何もできないって、どうなのでしょうか。 90歳を過ぎた健康に問題のあるお年寄りを、ナチ政権下に収容所の看守をしていた罪でアメリカからドイツへ連れてきて裁判にかけているドイツ政府・・・それなのになぜ現在ドイツで起こっているネオナチのデモを止めることができないのか・・・やっぱり腑に落ちないんですよね・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月17日 08時01分22秒
[独り言] カテゴリの最新記事
|