Where rainbows end
更新率の悪いカテゴリー・・・読書。いえ、本は常に読んでいるんですけどね・・・読後、おもしろかった!!という本は久々です。というか、すっごいおもしろかった!!という本は、本当に久々です。それがこの「Where rainbows end」です。著者は映画化された「P.S I love you」を書いた、Cecelia Ahernなんですが、実は最近ちょっとこの人の本にはまり気味・・・今もまた別の彼女の本を読み始めたところなんですね。さて、rainbowsなんですが(勝手に省略)ストーリーの99%がメールや手紙、チャットなどの会話形式になっていて、いわゆる動作や背景の描写というのがないんですね。それなのにも関わらず、物語がすごくわかりやすく身近に感じるという・・・これは難しい戦法(←?)です。しかし、それがさらりと書かれているところが読者を物語りに引き込むところなのでしょうか??話の内容は、幼馴染の男女の、子供時代から50歳を過ぎるまでの人生を描いたストーリーなのですが、この長きに渡る歳月をまさにメールや手紙、チャットの会話のみで表現するのですから・・・すごい!!しかも!!最後の結末というのがもう読み終わる前から想像がつくんです。それなのに、いろいろな出来事にハラハラさせられたりしちゃうんですね・・・そして、感慨深かったのが、主人公のロージーとアレックスの生活がある時を境に、まるきり違う人生になってしまうというところ。7歳のときは同じ教室で机を並べて勉強していた2人が、10数年後には離れ離れになり、別々の生活を送るんですが・・・これが一方は医者として成功し、もう一方はとある事情により生活に追われ・・・というような・・・それでも2人の友情はずーーーーーっと続くんですね。そして最後に・・・ということなんですが、まぁ、それは書きませんが・・・・とにかく本当に面白かった・・・さきほど調べてみたところ、日本語訳も出版されていました。しかしタイトルが微妙・・・「愛は虹の向こうに」・・・だって・・・ちなみに著者はアイルランド人なのですが、イギリスはどうかわかりませんが、アメリカで出版されているものもタイトルが違うみたいです。アメリカ版のタイトルは「Love, Rosie」とありました。これもだいぶ違う・・・けど、「愛は~」よりもましかしらん???まぁ、このタイトルじゃあまり中身が想像できないと思うのですが、とってもおもしろかったので機会がありましたらぜひ読んでみてくださいませ・・・