婦人科検診補足
先日の婦人科検診の日記にたくさんアクセスいただいていたのに、あまりたいした情報がなくて申し訳なかったので、もう少し婦人科検診について調べてみました。まず、イギリスのNHSなのですが、今回私が受診した「子宮頸がん検診」は、GPに登録している25以上の女性が対象となり、25-49歳までの間は3年毎の定期健診、50-64歳までは5年毎となるようです。私の場合は5月にGPに登録をし、同年の誕生日以降に検査に来るように、という指示の手紙が届きました。ただ、これも登録するGPや、過去の個人の受診歴によっても違うようなので、どれが正しいかというのはないと思われます。ちなみに、GP登録の際に受診が必要だったというのも聞いたことがあります。そして、これも私の場合ですが、受診に関してはいくつかの選択肢があり、かかりつけのGPへ予約をして行くか、検査が受けられる他の診療所で予約をするか、予約なしで受付けている診療所へ行くか・・といくつかありました。私の場合は、GPよりも家から近い診療所が予約なしで受付けていたので、そちらへ行きましたが、この場合は検査結果は一度GPへ送られてから、私のほうへ届くようなので、検査結果は2-3週間かかるとのこと。GPで受診するともう少し早いのかな。いや、あまり変わらないかも・・・そして、看護婦さんに伺ってきた「乳がん検診」は、現状やはり50歳以上を対象に70歳までの女性が3年毎の受診となるようです。(北アイルランドに限っては64歳までだそうです)しかし、近年イングランドでは対象年齢を47-73歳へと変更される予定だとか。ちなみに、私が前回のブログでぼやいた50歳以上からの受診は遅い気がする・・・という件ですが、こちらはイギリスでの乳がんの発生率が、50歳以上の女性に多いという統計からきているようです。もちろん家族に乳がんにかかった人がいる場合などは、これに限らずとなるようです。また家族に乳がんの病歴がある人は、あらかじめGPへ相談されるのだと思いますが、ハイリスク者として認識された場合、20-49歳までのNHSの定期健診が始まるまでの期間、ほぼ毎年検査が受けられることもあるようです。ただ、こちらにも年齢などで検査内容も違ってくる模様。さて、それでは日本はどうかというと・・・市町村の健康診断では、だいたい乳がん検診は40代から始めるところが多いみたいです。というのも、日本人女性の乳がんの発生率の高い年齢層が41-50歳なんだとか。欧米人とは、体つきも食生活も違う日本人にとっては、発症する確率の高い病気の種類も異なるでしょうし、発症する確立の高い年齢層も違ってくるのでしょうね・・・ということは、日本人の場合、イギリスで採用されている平均に照らしあわせるというのも考え物ですね・・・ところで、気になるのが、イギリスでプライベートの診療所で乳がん検査を受けるときのお値段なのですが・・・いろいろと調べてみてもきっちりとした金額は見つかりませんでしたが、私が見たところでは200ポンド(約26000円)くらいからというのが多かったです。もちろんプライベートの病院となると、お値段はまちまちだと思いますので、この金額が平均ではないと思いますのでご了承ください・・・ちなみにこのブログに書かれた内容はこちらのサイトを参照しました。というわけで、補足のほうが長くなってしまいましたが、NHSだけではなんだか不安・・・という場合は、プライベートの病院での検診を受けるというのも一つの手段かもしれませんね・・しかし、お値段が高い・・・というのが庶民の我が家にはちとツライ・・・