心豊かに過ごす

2歳から芸能界に入って天才子役から89歳の死の直前まで87年間ずっと芸能界で活躍された中村メイコさんが12月31日に亡くなったとのニュース。

まさに昭和の文化と芸能界の検証者だった中村メイコさん。
☆2歳で菊池寛氏と食事をした。

☆世界的なヒット曲の「上を向いて歩こう」は作詞家の永六輔さんがメイコさんに失恋した悲しみを書いた詩と聞いたことがある。

☆初デートのお相手は芥川賞作家のイケメン作家の吉行淳之介氏。

☆子役スターとして引っ張りだこで助監督だった黒澤明さんにおんぶしてもらった。
☆「田舎のバス」で大ヒットした歌手でもあるから、永六輔さんや神津喜行（夫）との出会いがあったのでしょうね

☆親友の美空ひばりさんとのユーモアあふれるエピソード。

「寂しいと言って、私と主人の真ん中に入ってしまって3人で寝たのよ」

「ノーメイクで我が家へタクシーに乗って財布忘れたので美空ひばりと言っても信じてもらえなかったから、リンゴ追分歌ったら信じてもらえて、タクシー代は良いですと言われたそうよ」

☆今までの徹子の部屋で語る話もエンタテイナーらしくて面白かった

亡くなる直前の最後になった仕事「徹子の部屋」では「葬式の忌辞はあなたが読んでね」と徹子さんに頼んだそうだ。

子役俳優、喜劇女優、歌手、声優とあらゆるジャンヌで活躍されたメイコさん。

黒澤明氏、永六輔氏、美空ひばりさん他昭和の偉大な文化人たちを語れる方が又一人亡くなった。
お酒が大好きでお医者さんや家族に止められてもやめられなかったエピソード、

亡くなる6日まえまでテレビ収録していたほど生涯現役で仕事にも家族にも愛された89歳の見事な生涯だと思う。

ご冥福を心よりお祈りします。