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「小田原北条氏の4代目氏政が、父である3代目氏康と食事していた際、氏政はご飯に汁をかけた。だが1度では塩梅が良くなかったのか、氏政は2度、汁をかけた。そのことで父氏康は、『北条の家は、我1人にて終わりぬべし』と予言したという。理由は、『日に2度も食う食事ならば、汁をどの程度かければ良いか会得していて当然である。しかし我が息子は不覚にも2度、汁をかけた。愚昧である。』というものである。この程度の器量ならば、良い侍も目利きできない。ならば戦国の折、隣国の名将が氏政を滅ぼすことだろう、というのだ。」 2011年2月19日付け朝日新聞「be」の「作家の口福 和田竜」より 日常の些細なこと、日々行うちょっとしたこと、そういった細かいところに、その人の人柄というものが滲み出るのかもしれない。 逆にいえば、そういった些細なことの積み重ねで、人は形成されているのかも知れない。 他人の目があるないに関わらず気を配り、 ほんの些細なことも意識して行動する。 そんな心遣いをひとつひとつ丁寧に、自然と大切にする人でありたいと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/02/23 01:22:01 PM
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