|
テーマ:DIY (3281)
カテゴリ:技術屋生活
エアコンのフィルターと言うのは、特に家庭用では実に始末の悪いものだ。埃と空気中に散乱した油煙が一緒になって、なんとも扱いにくい塊になっている。鹿もこれがフィルターの網にこびりついているから余計にやる気をそがれる。
そこで目をつけたのがセスキ炭酸ソーダと言うやつ。成分的には炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム(重曹)の混合物で、ナトリウムが炭酸にいくつくっついているかを見ると、炭酸ナトリウムは2つ、炭酸水素ナトリウムは1つだ。これが等量に混合してあるので、1.5を示す「セスキ」という言葉がくっついているんだそうだ。 この「セスキ炭酸ソーダ」が先に活躍したのは風呂の床の脂落としだった。人間の皮膚にあるやつに蛋白やら汚れが一緒になって黄色くなっていたのがきれいになった。エアコンの方がもう少し厳しいかなと思うが、洗面ボウルに湯を張り、それに溶かしてからしばらくフィルターを漬けておく。が、あまり落ちない。 そこで汚いところにセスキ炭酸ソーダの粉末を振りかけ、タワシでこすってみた。これはかなり有効。ただ、水酸化ナトリウムほどではないが炭酸ナトリウムもアルカリなので手袋をはめ、伊達眼鏡もしておく方が良い。家庭でも酸よりはアルカリに気を付けた方が良い。特に目は危ない。このセスキ炭酸ソーダ、開ける時になぜかチャックの部分の接着が取れてしまい、口が締まらなくなっている。品質的には問題ないが、容器の方がいまいち、尤もこれはあたりが悪かったと言うべきだろう。 そうやって取ったら、かなりの部分が取れ、フィルター本来の地の色になった。十分に水で洗い、陰干ししておけばよい。 昨日の雨はどこへやら、見事に晴れ上がった夏の日差しだった。明日も雨は少ないらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月04日 22時47分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[技術屋生活] カテゴリの最新記事
|
|