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テーマ:特別支援教育について(353)
カテゴリ:視・紙・誌面から
自閉児を育ててきた経緯で特別支援教育に関わる教師や研究者との交流が今でもある。特別支援学校は以前は養護学校であったが、少し前から呼称がかわった。肢体不自由、知的障害、盲、聾と障害により指導は多岐にわたるが、中でも捉え辛いのは知的障害だろう。目を塞いだり、耳を塞いだら「ああ、こういうもんだ」と疑似体験できるが脳の障害は予想も出来ない。
近年、インクルーシブ教育が叫ばれる一方で教師が生徒に暴行を働く事案が表面化したり、支援学級の生徒が増えたりする中、教師も管理職にも障害児を指導した経験もないままに対応を迫られ、何も出来ないケースが増えてきた。そんな中、教員免許の取得に当たって障害児教育の単位を必須化するよう中教審から見解が出たと言う。 特別支援学校は教師の支援センターに位置づけると言う。確かに小学校の特殊学級の担任は知識がなかった。「勉強が遅れている子を指導する」という位置づけだった。ある児童は当時まだ珍しかったワープロを使うことが出来たので「この子は事務の仕事が出来るだろう」というのんびりさだった。35年も前の話ではあるが。 もう一度子供の就学に関わるとしたら、親は自分に予想の出来ないような道を進むことが一番不安で、親の支援が必要であろうと考える。このような時代のことだから親の方がある分野では教師より豊富な情報を持っているかも知れない。そんな親にでも対応できるだけの知識は持っておいて欲しい。 今回の審議会の答申には同意できるところが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月25日 23時34分02秒
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