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テーマ:気になったニュース(31037)
カテゴリ:視・紙・誌面から
村上誠一郎氏がアベ元総理を「国賊」と呼んだところが自民党は党紀に違反するとして処分をするということになったらしい。私もアベ元総理は国賊というにふさわしいと思っている。村上氏の意見には賛成である。
それはともかく、この件で処分を検討するというのは、すでに自民党が自由でもなければ民主でもないということの裏返しだと思う。発言は自由、それに対し賛成討論があり、反対討論がある。それが自由ということであり、世論と乖離しているならば議員の選出方法に問題があると考えるのが民主であると考える。 大学の一般教育の英語の教材にジョージ・オーウェルの[animal farm]を取り上げた先生がおられたが、あの物語を思い出した次第。「動物農場(農園だったかも)」という訳本があったように思う。人間に悪条件で働かされていた動物たちが反乱を起こして人間を追い出したが、豚がトップに立ってから結局人間と同じことをやり始め、やがて二本足で立ち上がり、人間の顔になっていったという寓話だ。 アベ氏の功績といったら、自民党の政治が専制化し、金権政治が今も横行し、忖度や賄賂が飛び交っているのにフタをしてきたことを明らかにしてくれたことだと思う。都合の悪いことにはだんまりを決め込み、人事で報復するという、まことに前時代的な手法で切り回してきた。自民党がやってきたのはアメリカ追従政治で、「鬼畜米英」からころりと変わったわけだ。 割を食ったのが沖縄。知事が地位協定や基地の廃止を望んでも政府はことごとく無視した。アメリカへの忖度だ。地位協定は日本がアメリカと対等な立場にないということの証のようなもの。安保条約の基本的な市制といえよう。それを進めてきたのが岸・佐藤元首相、アベファミリーのご先祖様である。 だいたい、歴代首相の出身県がものすごく偏っているのはおかしいではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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