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テーマ:究極のエコ、断熱の世界(6)
カテゴリ:DIY
「家の作りようは夏を旨とすべし、冬はいかなる所にも住まる」は有名な徒然草の一節である。吉田兼好は京都でこれを書いたと思われるが、冬に暖をとるのは局所、個人の課題と考えられている。火鉢、こたつはもちろんのこと、寒い時はそれなりに着込むことで暖をとってきた。
私も家とはそんなものだと思ってきたが、子供たちの作った家は確かに暖かい。発泡ウレタンで外壁の熱が室内に伝わらないようにしてある。エアコン前提の環境なら確かに有利だ。また断熱ガラスや何かを使い、開口部からの放熱も小さくしてある。 子供たちに言われた女房の意見尊重で風呂の脱衣場を二重窓にしてみたら、これが確かに暖かい。サッシの窓も露をもたなくなった。これに味をしめて、冬には開けない窓には発泡スチレンの板をはめ込んでみたらこれも暖かい。二重窓の材料が余ったので、いわゆるポリ段を使って欄間をふさいでみることにした。欄間は昔の家には必ずあった飾りの通風壁とでも言おうか、通風はよいが、寒さの原因でもある。暖房をしても、ここから暖気が逃げて行ってしまう。 これが欄間だ。飾り穴?の部分にポリカーボネートの段ボール状に加工したものを裏側からはってみた。照明の反射で白く見えている所がそうだ。裏側から両面テープで止めると言う、DIYのかなり風上よりの加工だ。 白く光っていない所も張っているが、ここは別に板を当てている。 長男一家と長女一家がやって来るとのことであらかじめファンヒーターを入れておくと、「めっちゃぬくいやん」と声をそろえた。今までの「座敷は寒くて」は、過去の話になった。電気代も灯油価格も上がっている現在、暖めた空気をいかに逃がさないかで暖房費が節約できる。 断熱の効果は馬鹿にならない。洗面所も子供たちに寒いと不評の部屋だ。老いて子に従うか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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