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テーマ:おいしい日本酒(1099)
カテゴリ:飲み食いの話
取引先の蔵元さんから五合瓶の生酒を頂いた。開栓するとプシュッと音がする。これは火入れもしていない確かな生酒だ。微生物が生きていて、音がしたのは副産物である二酸化炭素だ。市販の酒は品質安定のために工程の最後で酵母や乳酸菌を熱で殺し、澱引き・ろ過してから瓶詰め、出荷となるのだが、それをやっていない、生の名にふさわしい酒だ。
グラスに出してみるとわずかに濁りがある。酵母だろう。酵母は糖をアルコールに変える働きをするので、このまま放っていたら、糖が減り、乳酸が生成して味がどんどん辛口に移行するはず。時間とともに飲み口が変わる。今の時期しか飲めないので冷蔵保存するべきだが、変わった方が美味いかも知れないし、そうでないかも知れない。酒としては優れていると思うのでさっさと頂こう。 丁度息子が帰ってきていたので一緒に飲もうかと思っていたが、彼は母校の大学祭実行委員会のOB会に自動車で行くため、アルコールは厳禁。まあ、一人の方が存分に味わえるが。彼ももう卒業してから20年以上経つが、未だに顔役らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月03日 22時30分52秒
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