篤姫 第28話 『ふたつの遺言』 感想+徳川家定追悼・名場面ベスト3
上様が…家定様が薨去されました…。篤姫の号泣にもらい泣き・゚・(ノД`)・゚・。ウワーン!!!!!今から喪に服したい気分です…。家定は己の死期を悟ったのか、井伊直弼と堀田正睦に遺言を託します。御台は政に積極的で、他のおなごとは目線や物事の考え方が違う。慶福が将軍に継ぎたる暁には篤姫を後見人の1人として表に上げ、万事に付け相談してくれ、と。井伊直弼にそう託した時の家定公の表情は真剣そのもの。直弼の腹黒本性を見抜いておいでの上での遺言なのか…?ところが誠実なのがウリの堀田にはいつもの飄々とした半うつけモードでそう告げてらっしゃいました。しかも同じ事は2度言いたくないから直弼に訊けってさ。肩の荷が下りたのか、上様は庭に咲いた牡丹の花を、お渡りの際篤姫に贈ろうと鋏を持ち庭に降り立ちます。…嫌な悪寒がひしひしと…。茎に手を添えようとするやお倒れに!!上様の急変の虫の知らせか、篤姫は上様に思いを馳せるが、尚も幾島は最後のお願いをしやがった!最後のお願い、政治家の演説よりもしつこい。幾島はもう腹括ろうよ。その幾島の言葉にクラッと来たのか、篤姫は斉彬様の手紙を読もうとするが、思い留まってしまいます…。斉彬様は銃を3,000丁も揃え、西洋式軍隊を編成しようと準備は着々と整っていました。しかも帯刀に一個師団を任せるらしい。そこへ西郷どんがヘロヘロで現れ、次期将軍が慶福に内定したことを告げに来た。けれど斉彬様はまだ諦めていない!薩摩藩の人々は粘り強いねぇ…(半ば呆れ気味)そして日米修好通商条約が締結されてしまう。調印式の際、砲撃を浴びていてきな臭いことこの上ない。この先動乱が続くかと思うと、スイーツ脳の私には感想書きづらくて気が重いです。上様がお倒れになったことは露知らず、お渡りがぱたりと途絶えたことを疑問に思う篤姫。それは本寿院も然りで、上様の身を案じ御殿医を呼びつけます。上様がお倒れになったことを本寿院は知り、滝山は嘆願書のことで恩義がある御台様にも伝えようと進言するが(この人極めて中立の人なのかもしれない)、本寿院はまだまだ根に持っておりそれを口止めをします。篤姫は御殿医にある物を託しました。上様は病床にて小さな包みを受け取ります。中からは白い碁石がポロリ…。家定公はそれを慈しむように眺めながら静かに息をお引き取りになってしまいました…。御台よ…何故いつかのように逢いに来ぬのじゃ…。わしからはもう行けぬ…。行けぬのじゃ…。そう呟きながら。篤姫は黒い碁石を上様に見立て、しみじみと眺めます。上様とシンクロして一筋の涙が…。将軍に遺言を託された直弼、大老になり次期将軍慶福を迎えるや否や、堀田を始め一橋派の者をバッサバッサと切ってゆきます。これが歴史の教科書に必ず出てくる安政の大獄というヤツですな。とっとと桜田門外で斬られてしまえというのが本音ですが、上様亡き後直弼にこのドラマを引っぱってもらわねばと思うとモヤモヤしますな。斉昭は息子の慶喜に、チャンスは再び巡って来るとか予言しちょりますが…。幾島は声に張りが無く、今にも消え入りそう。しかもお勤めをサボリ、自害したのかとまでミスリードさせる始末。そこに滝山が重大なことを告げにやってくるが、幾島も来たので下がらせてしまった。一方薩摩ではもう一つの死亡フラグが…。斉彬様、熱中症(?)で馬上から転げ落ちそうに…。しかも激しい腹痛で床に伏してしまい、今にも死にそうです。斉彬様は弟の忠教(ただゆき)に忠教の息子を世継ぎとし、斉彬様の実子の後見人になってくれるよう頼む。そして帯刀を枕元に召し、帯刀にとって一番ダメージのでかい遺言を残して逝ってしまった。姫にもう一度会いたかった…。そなたから姫を奪うてしまったわしを許せ…。放置されていた滝山の件。滝山は口止めされていた上様のご病状のことを正直に篤姫に告げた。篤姫は当然上様の元に行こうとするが、滝山は必死に止める。ところが、そこに薩摩からの急使がやって来、斉彬の死去を知らされる。只でさえ弱っている幾島、更に痛恨の一撃!幾島、お里下がりとかしそうだ…。篤姫は斉彬様から頂いた文をようやく紐解く。斉彬様の手紙には、篤姫への謝罪が切々と綴られ、いずれ幕府と薩摩が敵味方になるであろうことを示唆。その時は己の信ずる道を行け。それでこそわしの選びし姫である。しんみりしていると、滝山が現れ………。将軍家定公、薨去あそばされました…。ここのBGMが暗くて暗くて心臓鷲掴みにされそうです(泣)家定公が無くなられたのは7月6日。1月近くも前…。これでもお気に入りだった篤姫に伝えたのは早い方だというのだ。篤姫は直ぐに連れて行けと声を張り上げるが、安置された棺を見るや泣き崩れてしまう…。何故そのような所にいらっしゃるのですか…。上様メモリアル…(T_T)もっと長く流してくれてもいいのに(ぉ棺に縋りつく篤姫…あおいちゃんの芝居が凄く良かった(;_;)そなたが毒殺したのであろう!ひでぇ、本寿院酷すぎる!!!!!幾島じゃないけど、来週から腑抜けたブログになりそうな悪寒。◆第13代徳川将軍追悼企画独断と偏見による家定様名場面ベスト3◆第1位:第22話『将軍の秘密』より家定が篤姫にうつけの振りをやめ自分の身の上を告白するシーン。「だったらうつけの振りでも何でもやって己の運命を笑ってやりたかったのじゃ!わし一人をこの世に残し、わしを将軍にしたところで、この国はどうにもならぬ!それを天にも解らせてやりたかったのじゃ!!わしは誰も信じぬ。この世の誰一人としてな。」…これ以外に考えられませんでした。前回第27話でふたりの心が物凄く近づくのも良いのですが、私的には弱い所をさらけ出すシーンの方がぐっと来るので。将軍家定の孤独が一際色濃く凝縮されたシーンで、上様が余りにもお可哀想で物凄く泣けました。第2位:第20話『婚礼の夜』より庭先で足を滑らせた篤姫をうつけのふりをかなぐり捨て咄嗟に抱き留めるシーン。「危ないではないか!!」家定が初めて決定的にカッコ良く見えるシーンですし、篤姫が幾度と上様を思い出すシーンでもあります。あおいちゃんに代わって抱きしめられたいと思った人は私だけではあるまい。カメラワークや光の加減も素晴らしいです。第3位:第24話『許すまじ、篤姫』よりハリスに謁見を許すが、余りの退屈さについうっかりうつけモード全開!歌舞伎の大見得を切るシーン。上様のうつけっぷりのなかでもこれがMAXでしょう!横隔膜おかしくなる位大笑いさせてもらいました。…何だかちっとも意外性のないランキングでスミマセン。ベストテンとかだと、またマニアックなチョイスになるかもでしょうが(笑)尚五郎が今死んでも名場面チョイスできんなぁ。ショボーン顔と琵琶弾いてるシーン位しか思い浮かばないよ(尚五郎オチに使うのヤメレw)お手数ですが、TBされたい方は本家にお願い致します。FC2さん、アメブロさん、Seesaaさんは本家からTB出来ないため、こちらのブログでもOKです☆本家のTB URLhttp://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/c554470aa3