|
テーマ:国家破産に備えよう(22)
カテゴリ:国家破産を生き延びよう!
昨日の日記では、変動金利はこれから非常に危険であることを申し上げました。
なので、 変動金利の方は、早く返済を進めるか、可能であれば固定金利に借り換えすることをお勧めします。 さて、家も建てない、もしくは建てた、と言う方はどうしましょうか? 他に何をするべきでしょうか? 次にすることは、不用品を処分することです。 最近、自治体によってごみの有料化が強力に進んでいます。その前に捨ててたら楽だから? とか、けちなことは言いません。その目的は、必需品を貯蔵するためのスペースを作ることにあるのです。 まず、 穴の開いた靴下、毛玉でボロボロの服、何であるのか分からないものはすべて処分してしまいます。私は、そうしてから、クローゼットの中の服を取り出し、2000円くらいの組み立て式のメタルハンガーをいくつか買いました。これでクローゼットの中の洋服ケースは日用品を入れるケースに変身しました。 そこに、まず、安売りのシャンプーの詰め替えを12個くらい入れてみてはいかがでしょうか? 最近はどれもシャンプーには工夫が凝らしてあるので、使っても使用感に違いはありません。なので、安いものを買う! に徹するのです。(アレルギーのある人は別です) すると、あら、安心! シャンプーは1年分か、それ以上のストックができました。値段にして、4000円くらい。でも、これから、もし、最悪のハイパーインフレが起こっても、シャンプーについては心配することがありません。シャンプーに来年、たとえ3万円の値段がつこうとも、ストックしているシャンプーの量は減りません。それどころか、有効に貯金する以上の生活防衛効果があります。 そして、来月から、使った分だけ補充する生活。簡単です。 そして、来月は何をストックしましょうか? リンス? 腐らない塩? 砂糖? 小麦粉? それとも、洗濯用洗剤にしますか? 食品は、安いときにいっぺんに買う方式は勧められません。砂糖や、塩、小麦粉はそう影響がありませんが、他のものには賞味期限がありますから。なので、これは、2つ必要なときに3つ買う、など知恵と計画が必要です。 また、近くの農家から7俵、420キロのななつぼしを玄米で買いました。価格は1俵1万4千円ですから、10キロ当たりだと2300円強。かなりのお買い得です。それを、灯油を入れるポリタンクに詰めてドライアイスを入れると脱酸素状態となり、長期保存が可能になるそうです。 精米機を買ったので、少しずつ精米して食べるつもりです。 こうして、我が家の貯蔵計画は少しずつ進んできました。まだまだ足りないものの方が多いですけれども、まず腐らない物からはじめると良いかもしれません。 そして、少しでも土地があるようなら、そこに葉物野菜を植えると、大変効率よく育ってくれるので(葉物は1ヶ月くらいで育ちます。京菜、高菜、ほうれん草など。。。後ねぎも簡単です!)非常時にも普段にも良いですよ! この方法ですと、インフレが来なければ、そのまま買わないで使い続ければよいのですし、別に損はありません。 贅沢はしてはいけませんが、必要なものさえ買わない節約は、後で困るかもしれません。知恵を使い、自分にとって何が必要で何が贅沢か見極める必要があります。 死んだ節約は避けて、得をする生きた節約を考えましょう。安いときに買いだめすることは長い目で見ると、節約になります。また、ストックがあるのはとても安心できることです。 それから、ここで言う食料や日用品の貯蔵は、贅沢な日常の暮らしの1年分ではなく、生命を維持するのに必要な1年分をさしています。 資料をもらったので、何をどれくらい貯蔵すればいいのか少しずつお知らせしたいと思います。 _____________________________________________________________________ 備えあれば憂いなし。 この言葉は真実です。私は、災害時や失業、その他の問題を食料の貯蔵で乗り切った人を知っています。実際には知人のお父さんですが。。。。お父さんが怪我をした働けなかった1年間、家族は生活に困らなかったそうです。 すごいですね! さて、食料の貯蔵を考える人たちが有志で資料を作りました。1978年現在とありますから、27年以上前のもので、内容は少し古くなっています。なので、現在でも通じるものだけご紹介したいと思います。 この食料貯蔵1年に挑んだ人たちはどんな人だったのでしょうか? 彼らは裕福で、広い家に住む恵まれた人たちだったのでしょうか? 読んでみるとどうもそうではなさそうです。 Aさん。(独身) 4畳半一間、台所半間のアパート暮らし。食糧貯蔵場所は、米を部屋の隅においています。缶詰、はちみつ、乾燥食品は棚の上においています。調味料は台所ですが、部屋が狭いのでなんでも棚の上においています。缶詰を缶のままきれいに並べるだけでも、けっこう部屋の装飾になりますよ。 Bさん。(子供一人) 現在私の家は部屋は2間です。それに台所があります。現在約6か月分の食料があります。6ヶ月と言えばかなりの量になりますが、家には物置もないし、地下室もありません。どこに貯蔵したらよいか大変困りました。そこで考えついたのが洋服ダンスの改良です。(中略)中に棚をつけ、缶詰が転がるように少し斜めにつけました。 出来上がってみると思ったより多く入るので驚きました。現在、お米、はちみつ、缶詰、その他約3か月分が貯蔵されています。洋服ダンスは出し入れに大変便利です。 また、我が家には掘りごたつがありますので、そこにも貯蔵しています。この2箇所だけでもかなりの量が保存でき、大変助かります。 そのほかにも、奥さんが「縦4メートル、横2メートル、深さ2メートルの穴を掘った。コンクリート打ちと屋根作りは専門家に任せたがここに2年分の貯蔵をするつもりだ」とか、アイデアの豊富さには驚きます。 と言うわけで、私が読んだ体験談の人たちにお金持ちと家の広い人はいませんでした。 と言うわけで、私たちにもできるはずです。 私は420キロのお米を灯油缶(青いポリ缶です)に入れましたが、押入れ一間の下半分で十分でした。家族によっては、そんなにたくさんお米はいらないと言う人もいるので、さらにスペースは小さくてよいかもしれません。(この灯油缶にお米を入れた後、ドライアイスで酸化を防ぐことをお忘れなく) 注:緊急時の保存は今の食生活の1年分ではなく、生命を維持するのに必要な1年分です。 さて、国家破産、また、そこまで行かなくてもハイパーインフレ下では物の値段が常識を超えるスピードで上がります。1970年代に起こった石油ショックで、トイレットペーパーがなくなったときも、市民が大量にトイレットペーパーをストックした後は急激に値段が下がりました。 つまり、どんなに悪徳商法をやろうとしても物が売れなければ、値段は下がるのです。 なので、私たちが今のうちに日用品を備蓄していることは、将来における物価安定の理由になるかもしれません。かも。。。。ですが。。。 ただし、国家が破産した場合は、食料の供給は極端に細ると考えるべきです。何しろ、円が紙切れになるのですから、食料だけでなく石油の輸入も難しくなります。 となると、国内の農家が頼りですが、国内の農家もトラクターやコンバインなど、ガソリンを主とする動力に頼って生産しているので、食料の生産力は落ちると考えるのが自然です。また、輸送にも石油は不可欠ですから、食料の運搬にも問題が生じるでしょう。 なので、最低でも、お米と塩、砂糖は備蓄したほうがよさそうです。 (注:どうして、食糧貯蔵の話なのかと思う方は、国家破産のカテゴリをご覧ください) __________________________________ さて、小金持ちはかなりの確率で起こるかもしれない将来のハイパーインフレに備えて、お金をたくさん貯め、投資し、自分のお金の価値を増やしこそすれ減らさないことで対抗しようとしています。 ところが、 われわれ庶民には、そんな小金持ちや資産家たちの方法を取りたくても取ることは不可能です。 そこで、 発想の転換。 庶民は、今のうちにお金ではなく食料や日用品を増やしておこうというのが提案です。 ならば、お前さんはどれくらいやっているのか? とお思いでしょう。 正直に言います。 ちょっと前からやり始めたばかりです、と。 私が住んでいるのは都会だから、そんなことはできないわ! とおっしゃる方もいるでしょうが、都会だからこそ、食料の確保は緊急課題です。 にんじんや、ジャガイモは、袋やダンボールの中に入れるだけでなくその中に土を入れておくと貯蔵期間はぐんと長くなります。理由は、土の中の細菌層が腐敗菌の付着増加を抑えてくれるからです。土つきの野菜を買ってそのまま保存するほうがベターです。 なので、きれいなにんじんには土をつけてどろどろになってもらいましょう。その方法でベランダなどに、直射日光が当たらないようによしずをして(安い! 今なら本州では処分価格ではないでしょうか?)保存するのも良い方法です。 私は、風除室(玄関にある雪よけのサンルームのようなもの)に組み立て式の木のごみ箱を2つおいて、その中に長期保存の野菜や、漬物用の一斗樽2つを入れています。 もちろん、それだけでは足りないので、物置も使っていますが…。 と言うわけで、 シャンプーと、リンス、ティッシュペーパー、トイレットペーパーはほぼ1年分。その他の最低限、清潔を保つために必要な洗剤類も1年分はためています。 また、衣類は寒さと暑さをしのぐのに十分であれば特別買う必要はありませんが、毛布は、暖房が止まったときのために、下に敷く毛布と上にかける毛布の2枚があると安心です。 我が家は、缶詰や、乾燥食品、調味料など、まだまだ必要なものがあります。それは少しずつ、予算化し、書き出し、貯蔵しようと思います。 私の友人たちも貯蔵をがんばっています。 それ以外に私たちに何ができると言うのでしょう? 後は、日本と言う国の基礎体力に期待し、嵐がより短くより弱く済んでくれるのを期待しましょう。 それから、食糧貯蔵は、日用品と違って回転が必要です。日曜日など、缶詰デーもしくはレトルトデーにすると、家事は楽になり、時間に余裕ができて家族と過ごす時間も膨らみます。 国家が破産しなければ、また、ハイパーインフレも起こらなければ、少しずつ消費してなくしていけばよいのです。少しも損ではありません。 また、最近多くなった自然災害にも食糧の備蓄は役立つでしょう。 ただし、けして急ぎ過ぎないようにしてください。借金してまで備蓄するのはもってのほか。自分の能力を超えて何かを行うことはけして良いことではありません。あくまでも自分の家計と家族の構成を考えて、必要だと思う以外のものは買わないでおく冷静さは必要です。 どうか、パニックを誘っていると思わないでください。新聞雑誌などで多くの人が警告を発しているのですが、それでは庶民の助けにならないと思ったのです。 どうか、何事も起こりませんように。でも、起こるのなら、少しでも私たちが賢く対処できますように。。。。 私は、自分も含めてみんなが幸せに暮らせることを心から願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 31, 2005 01:48:42 PM
コメント(0) | コメントを書く
[国家破産を生き延びよう!] カテゴリの最新記事
|