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テーマ:気になったニュース(30250)
カテゴリ:歴史
A氏:24日の朝日新聞朝刊に載っていたブッシュ大統領の「戦前日本をアルカイダと同列視」という記事には驚いたね。 ブッシュ大統領が22日にミズーリ州カンザスシティで退役軍人の会合で行った演説だね。 パールハーバー攻撃を9.11の多発同時テロと同じように扱っている。 私:俺も読んだが、実は、昨年8月にもユタ州での退役軍人の集まりでの演説で「今日、我々が戦っている戦争は、単なる軍事戦争でなく、21世紀における決定的なイデオロギー闘争であり、今日のテロリストはファッシスト、ナチス、共産主義の後継者たちである」と同じように決めつけている。 当時のラムズヘルド国務長官も「テロリストは新種のファシズムであり、イラクから米軍が撤退することはナチスに譲歩するのと同じだ」と撤退論を批判した。 A氏:大量破壊兵器が見つからないために、イラク侵攻の正当性が危なくなったので、これを正当化するため「民主主義の聖戦」だと言い出したのと同じだね。 私:だから、イラクも同じで民主化は成功するだろうというという論理だね。 A氏:これを翌25日の朝日新聞の社説でとりあげているね。 「敗戦後の日本は天皇に根ざした神道があるので、天皇を裁判にかけない限り民主化は失敗するという意見があったが、日米が協力して民主主義制度のなかに天皇を位置づけた結果、より強固な民主主義が育った」 日本同様、イラクにも民主主義イデオロギーが成功のうちに根付くという「強引なコジツケ」だね。 私:日本は明治維新後、民主主義的な活動が活発になり、大正デモクラシー時代があり、選挙制度、原敬に象徴される政党政治が行われていたしね。 A氏:イラクにはイスラム教の宗派対立が今も続き、占領後も反米闘争が続いている。 私:大体、1980年代にはイラクに米国は経済援助をしている。 A氏:同様なことはレーガン大統領時代にもあるね。 私:こうして、国際的なムスムリ急進派の世界的なネットワークができる。 まぁ、アメリカの短所はこういう大統領が登場することだが、長所は、そういう大統領だとわかれば、退場させる力があることかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.28 06:38:33
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