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Ryu-chan6708

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2018.10.04
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私:警察庁は、全国の警察が今年上半期(1~6月)、虐待を受けているとして児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは3万7113人で過去最多と、4日発表した。

 

年間過去最多の約6万5千人となった昨年の上半期より2割以上多く、年間7万人を上回るペースだ。

 

虐待を防ぐため横須賀市は、児童相談所の設置権限拡大を2002年から国に働きかけてきて、児童福祉法改正が実現し、横須賀市と金沢市は06年、中核市で初めて独自に児相を設置し、虐待への一貫した取り組みを進めてきた

 

上地克明氏は、そうした経験の中で感じたことは、虐待をする親の多くが「子どもは親の所有物であり、子どもに対して親は何をしてもよい」といった誤った考えを持っていることだという。

 

親たちがこうした間違った考えを持つ原因は、戦前、あるいはもっと以前から日本人の根底にある、無意識のような意識があるようにも思える上地氏はいう。

 

A上地氏は、これは、明治以降の家父長制度の名残とも言え、そうした「家制度」に関する意識を、国家が容認しているとしか思えない事実が存在するという。

 

民法など関係法令の中で、いまだに「尊属」に対する「卑属」という表現が使われていることがそうだという。

 

「尊属」とは血族中、自己の父祖及び父祖と同じ世代にある者を指し「卑属」とは子孫及び子孫と同じ世代にある者を言う。

 

 上地氏は、世代の上下関係を「尊」と「卑」という名称で呼ぶこと自体、封建的で現代にそぐわないだけでなく、子や孫は「卑しい」者で身分や地位が低く、自分が上であるという意識を助長してはいるのではないかという。

 

逆に、俺は日本人は伝統的に幼児を「天からの授かりもの」「世間の泥に汚れていな神のような無垢の存在」として、社会的に扱ってきたように思う。

 

 戦後に聞いた話だが、イギリスの幼児教育は日本と逆で、幼児は社会的訓練を受けていないから、動物と同じに扱い、しつけに「体罰」を辞さないという。

 

 たしかにネットで調べたら、「体罰」容認の文化を持ってきたのがイギリスで、イギリス映画をみていると、子どもたちがお尻をたたかれたり、鞭でお尻や手を打たれたりする場面が出てきて、イギリスの教育文化の中では、「体罰」は有用と位置づけられ、お尻を打つのも、けがになりにくく、限定した「体罰」といえるがただこのイギリスにおいても、体罰禁止の流れは着実に進んでいて、1989年に公立学校で学生に体罰を加えることを禁止する法律が通過し、2年後、私立学校まで拡大。

 

 「体罰」をしたら、すぐ警察沙汰になる。

 

1998年には校外まで拡大して、親も学生に「体罰」を加えることができなくなったという。

 

児童虐待の増加は、上地氏がいう、明治以降の家父長制度の名残というより、戦後の核家族化による大家族の崩壊にあるのかもしれない。

 

高度成長のときは核家族での生活は楽だったのが、「失われた20年」以降、格差が拡大し、特に若者にギスギスした社会になってきているのではないかね。

 

とにかく、当座は、上地氏が、児童相談所を有している市長として横須賀市から県や国に発信して、まずは法律改正の機運を高めていきたいとの強い決意を持っています」というようにその方向に進めていくしかないだろうね。

 






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Last updated  2018.10.04 17:03:48
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