【観劇・観戦】§「ラ・ラ・ランド」観ました。
【2017年3月6日(月)】 今日、久しぶりに映画を見た。家内同伴だ。学生の頃は、よく映画館に出かけたが、今は、映画館で観るのはミュージカル映画だけ。最近映画館で観たのは、「マンマミーア」と「レミゼラブル」。最近と言っても、調べてみたら、日本公開が「マンマミーア」は2009年1月、「レミゼラブル」が2012年12月。なので、今日観たのは4年ぶり、「がん」を患ってからは初めてである。 映画館は、イオン桂川のシネコン。「夫婦50割引」(どちらかの年齢が50歳以上の夫婦)で、一人1,100円で入ろうと思ったら、今日は月曜日で、毎月曜日「ハッピーマンデー」の割引きで、大人すべて1,100円とのこと。毎月1日は「ハッピーファースト」で1,000円なので、次に観るときは1日狙いだ。 席は指定で、真ん中付近の後方に2つ求めた。入ったらすでに予告編が始まっていた。平日のお昼だが、席は半分くらい埋まっていただろうか。すでに座っているお客さんに「すいません。」と前を通してもらって席に着こうとした。 ここで大失敗。すでに座っている女性客が大きなポップコーンの箱を、映画館が貸してくれるプレートを席に付けてそこに置いておられた。そこを通過しようとしたときに、前を開けて着ていたコートの裾がそのポップコーンの箱に当たってしまい、見事にその箱を倒してしまった。まだほとんど食べていないポップコーンが半分以上、床にこぼれ落ちてしまった。その女性は、怒りもせず苦笑いしていた。笑うしかないといったところか。何度も謝ったが、楽しみにしていただろうに、本当に申し訳なかった。 映画が始まった。大失敗をして最初は、気分が乗らなかったが、映画が進むにつれて、そんな失敗も忘れるほど楽しい映画だった。ポップコーンを倒されたお嬢さんも、どうか映画の楽しさで救われていて欲しい。●ラ・ラ・ランド La La Land 監督・脚本 デミアン・チャゼル 出演者 ライアン・ゴズリング(セバスチャン・ワイルダー、ジャズ・ピアニスト) エマ・ストーン(ミア・ドーラン) ジョン・レジェンド(キース) ローズマリー・デウィット(セバスチャンの姉) 音楽 ジャスティン・ハーウィッツ 撮影 リヌス・サンドグレン 上映時間 128分 製作国 アメリカ合衆国 この映画、アカデミー賞の多くの部門賞をとったが、作品賞の受賞発表では、最初「ムーンライト」と間違われて受賞アナウンスがされ、前代未聞のニュースにもなった。◆第98回アカデミー賞 ラ・ラ・ランド関係受賞 監督賞 デミアン・チャゼル主演女優賞 エマ・ストーン撮影賞 ライナス・サンドグレン美術賞 デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ・ワスコ作曲賞 ジャスティン・ハーウィッツ歌曲賞 "City of Stars" (Justin Hurwitz, Pasek and Paul) この「ラ・ラ・ランド」、今日の読売の朝刊でも紹介されていて、過去のミュージカル映画などを多く引用していると書かれている、3月6日、読売朝刊の記事 いやぁ、堪能した。ひとことで言うと、お洒落、お洒落、お洒落なミュージカル。お洒落で始まって、お洒落で終わる映画だ。映像、音楽がお洒落。それとカメラワークがすごい。特に最初の渋滞した高速道路で車の周りや上で大勢で踊るシーンがあるが、カメラポジションをグルグル動かしながら長回しで撮るところとか、主人公ミアがルームメイトたちと部屋の中で外出の準備をして出かけようとする場面も、多くの部屋をあちこち動きながら、切れ目なく撮っているところとか、どうやって撮っているのか感嘆させられる。 色々あるプロモーションビデオの中で、最もこの映画の特徴を表しているのがこれだと思うので、紹介しておく。そして映画の中で、最もお洒落な部分だと思う部分。「バンド・ワゴン」や「雨に唄えば」へのオマージュのように思う。 正直、踊りや歌がすごくうまい訳ではない。でも、それが映像や音楽そのものも主人公にさせる効果を出しているようにも見える。ストーリーがありきたりなのも、映像に集中させる効果を持っている。 上記新聞記事では、引用された映画として、「フェーム」「バンドワゴン」「雨に唄えば」が書かれているが、私自身がそれ以外で引用だと気付いたのは、思い違いもあるかもしれないが、次のような映画である。「シェルブールの雨傘」~全体のストーリー。特に最後セバスチャンの店で再会するところ。 「シェルブール」ではガソリンスタンド。「フラッシュ・ダンス」~オーディションで落ちたり、受かったり。「ウェストサイド・ストーリー」「サウンド・オブ・ミュージック」「巴里のアメリカ人」「踊る大紐育」「オズの魔法使い」「E.T.」「ムーラン・ルージュ」「巨星ジーグフェルド」 いずれも観たことのある映画か、「ザッツ・エンターテインメント」で観たものだ。他の方のブログでは、これ以外に「カサブランカ」「若草の頃」「赤い風船」「パリの恋人」「ロシュフォールの恋人たち」「スウィート・チャリティ」「ニューヨーク・ニューヨーク」「グリース」「ブギー・ナイツ」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が引用されているとのこと。 それからエンディングタイトルの挿入楽曲紹介で「Rentaro Taki」と出てきた。あとで調べたら、「荒城の月」が使われていたようだ。ジャスにアレンジされていたためか、気付かなかった。 もう一度見たい映画だ。 最後にオマケ。渡辺直美による、パロディーPRビデオ。お洒落に笑わせます。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村