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カテゴリ:雑談アレコレ
しばらくほったらかしにしてしまいましたが、また今日から気が向いたときだけ記事を書いていきます。
さて、表題について。 幸生は「サチュウ」と読みます。私の住んでいる所から西北方へ車で15分ぐらい行ったところにある集落です。その集落からさらに奥にあったのが、幸生銅山。 そしてそこからもっとずっと山奥に行ったて谷の方へ下ったところに、永松(ながまつ)銅山がありました。両方ともとっくの昔に閉山しています。 ちなみに、そのまま西へ向かって走って行くと、有名な『肘折温泉』に出ます。これから紅葉の時期は綺麗ですよ。 何故こんなネタを出したかというと、今、寒河江高校の裏・長岡山にある寒河江市郷土館で、幸生・永松銅山展が開催されているんです。そしてそこに父が持っていた永松の全景を写した写真と、父の半生記が展示されているんです。 で、先日の水曜日、昼食後アチコチに行ってから、最後に行って来ました。 私の父が中学校の先生になったのは、何故か二十歳の時。戦後のドサクサ&教員不足であーしてこーして、そういう事になったらしいんです。それで、最初に赴任したのがその永松銅山にあった中学校というわけです。 とにかく物凄い山奥なんです。今でこそ車で行けますが、当時は幸生の集落を過ぎてしばらく行った所(幸生銅山までかな?)で車はおしまい。そこからは歩きだったそうで、 “歩いても 歩いても あおい山” というのが本当に実感だったそうです。 また雪も多くて、4月に赴任する時はスキーを履いて登って行ったそうです。 私が子どもの頃に、父がよく酔っ払って、 「一晩にな、ゆぎ(雪が)2メートル以上積もるんだ。テツマン(徹夜マージャン)始めっどぎによ、“あ、ゆぎ降ってきた”と思いながら障子閉めっべ?んだど次の日の朝、障子開げっど暗いのよ。軒先までゆぎ積もてで光入て来ねなっだな!」 (一晩にな、雪が2メートル以上積もるんだ。徹夜マージャンする時に“ああ、雪が降ってきたなァ”と思いながら障子を閉めるだろ?そうすると次の日の朝、障子を開けると目の前が暗いのよ。軒先まで雪が積もっていて太陽の光が入ってこないんだよ) などという話を聞かされも到底信じられず、アニキと二人で、 「嘘だァ~~!」 と言ってたんですが・・・どうやら本当の話でした。 永松での冬期間の屋根の雪降ろしの写真がありましたが、パッと見て5メートル以上は積もっていたようです。それを何人もかかって雪降ろし、というか雪掘りしていました。その光景たるや、凄い!の一言です。 そこで過ごした3年間。若き父にとっては強烈な体験であり、また非常に思い出深い時間であったようです。 “教え子さん”といっても、20歳の父とは5~6歳しか離れていないんです。 退職後、何度か東京にいらっしゃる教え子さんたちのクラス会に招かれて行きましたが、そこで撮った記念写真を見ると(どの人が先生なんだ?)なんて思ったりして(笑) でも本当に楽しそうだったなァ。というか、教え子さんたちのクラス会や同窓会に出席するのが楽しみで・・・。本当に楽しみにしていました。 そんな父の事を思い出しながら幸生・永松銅山展示会を見てきました。 来月の20日までやっているそうなので、ご興味のある方は是非どうぞご覧になってみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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