11月13日、みかんの第4回収穫の反省から
11月13日(水)、この日の朝は雲もなく秋晴れで、富士山もよく見えました。
休日農夫は、早起きして早生みかんの収穫に行ってきました。
11月は早生みかんを収穫し、12月にはいってフツウウンシュウミカンの収穫を予定していますが。
11月13日のは、この木に目が引きつけられました。
この木は12月から収獲を予定しているフツウウンシュウミカンです。
ことしは、全体的に気候がままならず、秋晴れが続かないし、冬へ移行も急速です。
そうした変異性の中、こうしてフツウウンシュウミカンのなかにも、やけに色づきが早いものがありました。
念のためその糖度を測ってみたところ、
なんと、糖度が12.1をしめしていました。
これなら、十分に収穫水準に達しています。
ただし、これはあくまで成熟の進んだフツウウンシュウミカンの個体です。
木についている果実の平均的姿ではありません。
これは歓迎すべき成熟の進展の早さですが、過度の錯覚は厳禁です。
他方、早生みかんの方では。
一度目の収穫は、これまででひとあたり収穫を終えるところですが。
こちらでは、今回別の問題がありました。
ひとあたり収穫した木は、次の第二循環の収穫をするまでに、
果実を熟させるために、間を10日間くらい、間隔を置くべきだったんですね。
ところが、久しぶりの秋晴れの太陽光線の下です、
早生みかんの木が成熟したように見えたので、
なか4日の間隔を置いただけで、第二循環の収穫に入ってしまったんですね。
快晴の時の太陽の光で見ると、実際以上にみかんは赤っぽく輝いて見えます。
「これは良い」と収穫して、家に持ち帰って箱詰めするんですが、
その時になって、果実が少し黄緑色がかっていることに気がつきます。
「何でこんな今一のみかんを収穫してしまったのか」
「どうして厳密に見るようにして、もう少し待てなかったのか」
あとになって、ガックリと反省させられることになるわけです。
この11月13日は、全部で3コンテナを収穫しました。
みかんの果実は、太陽光線にあたると赤っぽく成熟しているように見えるんですね。
実際よりも成熟しているように見えてしまいます。
太陽光線の力で、ついついだまされちゃうんですね。
せっかくここまで生育してきたのですから、美味しいみかんを提供したいものです。
収穫の成熟判断を慎重にして、早やもぎをせず、完熟ミカンを収穫すること。
この点が、早生みかんについては、いま決定的に大事なポイントになっています。