雨降る中、梅の収穫
6月7日(金)の小田原は、午前10時半くらいから雨が降り出しました。
畑仕事をしていると、ニュース・天気予報とは隔絶されてしまうんですが。
きっとこの雨で、関東の梅雨入りが「宣言」されたんじゃないでしょうか。
当方の今回の作業ですが、6日-7日に、梅の収穫を予定していたんです。
青梅の収穫が、今が適時になっているんです。
それにしても「梅雨」とは、誰が名付けたのか、よく付けたものです。
その言葉通り、今日は梅を収穫している途中で雨が降り出しました。
これが、その対象の梅の木の1本なんですが。
おうおうにして、梅の収穫をしていると雨が降り出すんですね。
ふつうの農作業では、雨が降ると表作業は中止するんですが、
梅の収穫ばかりは、何たった「梅雨」ですから、作業の手は止めません。
ただ、梅の木がこれだけ大きいと、脚立が使えるのは限られていて、木の上に登ります。
梅の実は、たいてい枝の先端についていますから、欲にかられて「もうあとチョット」と、
木の高い位置に登ることになります。
雨で木が濡れていますから、すべりやすくなっています。
すべって落ちても、広い畑でのこと、それに気がつくような人はいませんから、要注意なんです。
収穫作業を打ち切った時の、お昼頃の景色です。
雨も、かなり強く降り出してきていました。
梅の木の中で、収穫作業に専念していると、雨なんて問題にならなくなります。
しかし、雨を感じ出したら、やはり作業はストップです。
ひと仕事終えて、まわりの景色を見てみると、
小田原城が、雨空の中に浮き立っていました。
手前は箱根板橋です。
お城の周囲の市街地は、雨にかすんで見えなくなっていました。
「雨にも負けず・・・」
明日は、団地の朝市の日ですから、多少の雨が降ったとしても、青梅を収穫してきました。
雨は時より弱まることはありますが、かなり強く、まとまったものとなりました。
雑草たちは大喜びですが、
農作業にとっては、地面の草原が雨滴で濡れていますから、もはやあちこち動くことは出来ません。
中心の梅の収穫ですが、
こうなると、注文の数量を確実に越える量を確保したことが分かれば、そこまでで終了にしました。
青梅は、今回でほぼ終了です。
あとは、雨干し用に、梅が熟しだしたのを見計らって、天気の日に収穫です。
それも、あと10日くらいが勝負です。
熟した梅というのは、ポロポロと木から落ちてしまいますから、
収穫の終わりは梅自身が指定してきますから、人はそれに合わせるだけなんですが、
今年の梅仕事も、いよいよ大詰めに来ています。