4562596 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

みかんの木を育てる-四季の変化

みかんの木を育てる-四季の変化

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

はなたちばな3385

はなたちばな3385

Comments

Favorite Blog

御用邸のある町・三… New! jinsan0716さん

2棟目 豊田年男さん

今日は猛烈な暑さ。 ケンタロー (la joie de vivre)さん

軽井沢発地ベリー園… hotchi-berryさん
素人果樹栽培と特選… 桃_太郎さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Rakuten Card

Freepage List

Headline News

2021年08月21日
XML
カテゴリ:ミカン畑の周辺

​今時のみかん園の状況​

みかん栽培を紹介していてブログのはずなのに、
最近ではチットもみかんの状況が紹介されないじゃないか。
どこからか、そんな声が聞こえてきます。
それで、前回に引き続き、みかんの今だよりです。

小田原石垣山のみかん園。
まずは、私などのかかわるみかん畑の全景です。



西日本は記録的な大雨だというのに、関東は時々ザーッと雨が降るんですが、ご覧の通り快晴です。
しかし、晴れてはいても、急に雲がきて雨が降るんです。
この快晴ですから、洗濯ものを表に干したまま畑に来て、帰ったら干しておいたものがびしょぬれ、
大汗をかいているのに、着替えの衣類がほとんどないといった始末でした。

この8月も中旬になると、温州みかんが肥大が進んできます。
緑の常緑樹の中にある果実が、その存在をしめしはじめています。



ただし、注意していないと、葉とおなじ深緑色で同化しているので、
一見しただけでは、注意をもって見ないと見逃してしまうかと思います。

まぁ、農夫の方は、この時期は草刈りで大忙しだから、
そんなものに、いちいち注目なんてしていられない、ということですが。
それでも自然は大したもので、
素人農夫のもとでも、それなりに果実をつけてくれています。



大きさは、ゴルフボールより少し大きくなったくらいで、
まだまだこれから肥大化していきます。
いまは、7合目くらいの大きさでしょうか。
9月には肥大化をおえて、黄色く色づきが始まりだします。
今は、肥大化している最中です。



当方は、一昨年、元はみかん畑だったんですが、
人の手の及ばなくなって雑木林となった隣の場所ですが、
イノシシの出没地となるので、その雑木林を切り払いました。
その一部は、園主の知人が開墾して、畑として使いだしてくれています。
荒廃するみかん畑を、少しですが押し戻したんです。

当方は、みかんの苗木を植えたんですが、
成木の移植の方は、6本を移植したんですが、たった1本しか根付きませんでした。
毛根が大事なのに、注意はしていたつもりですが、手当が弱くて枯らしてしまいました。

苗木の方は10本くらいが、根付きました。
とはいっても、これから5年くらいはひたすら草刈りです。
みかんを収穫して、人に出せるようになるには、8年くらいかかるかと思います。

ということは、みかんがなり始めたころには、人間の方が生産寿命が尽きてしまうということです。
高齢化している農家ですが、この10年先は、これから畑はどうなっちゃうんでしょうか。
そうした先への不安を、誰しも農家は胸の中にかかえているわけですが、
先の心配ばかりしていても仕方なく、今は今の一日、一日の仕事をしっかりやって行くということです。
しかし、この農業のかかえる問題は農家の問題にとどまりません。
国民自身の食生活の課題・問題として、歴然としてあるんですよ。
お金を出しさえすれば、何でも手に入るから問題なし、ではすまないんです。




みかん園をまもるというのは、今は土地所有者の農家の高齢者に任されていますが、
戦後76年、農地解放されて、個人の自営業として活力を発揮してきた農業ですが、
これまで国民の食糧と工業の高度成長を支えてはきたんですが、
それが自然的で、当たり前のようになっていたんですが、
今は、農夫の高齢化と、放置の国策が続いてきたために、現場は衰退してきているんです。



さあ、この日本列島に人が定着してから、この自然豊かな土地柄により、
営々として続けられてきた農業ですが。
自然は、今でもこれまでどおりにあるわけですが。

はたして、今の日本人は、今日の日本の農業問題を直視することができるでしょうか。
それは農家だけの問題ではなく、国民自身の問題なんですが。
日本史を見る限り、敗戦直後は、政治は真剣な取り組みがありましたが、
1960年代を転機にして、農業は放置する政策にかわりました。

そのつけが、今、農業問題として現れてきているわけですが。

はたして、国民は自分自身の自然代謝を、とりもどすことができるでしょうか。
問題を直視する力をもつこと。
そして、科学の英知と政治の力を結びつけて、あるべき姿を探ること。
確かな未来をつくるには、そのことが求められているんですが。

これまでのように外野席で評論しているだけじゃダメなんです。
今や、知と実行を探るべき時に来ているわけです。

あれっ、みかんの現在の話だったはずですが、
それが、いったいどこへ行っちゃったんでしょうか。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021年08月21日 05時18分34秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.