援農の力をかりて残払い
1月6日(金)、小田原・早川のみかん園に、さらに援農が来てくれました。
熟した綺麗なみかんは、以前に収穫したんですが、
その時点では、まだ成熟が十分ではなかったみかんは、木に残っています。
しかし、いつまでも木に実がついたままでは、みかんの木は休まりませんし、
また、1月前半までのスス病対策のマシン油散布もできなくなりますから、
新年に入ると、2週間くらいで、みかんの木からすべての果実を取り除きます。
それが「残払い」で、ようするに木に残っているみかんを、すべて除去するとの仕事です。
当方が管理しているみかん畑は、小田原・真鶴で5か所あるんですが。
本日、1月5日(金)に援農が来てくれて、5分の四まで「残払い」斬払いを終了することが出来ました。
一人でやってると、くたびれてなかなか仕事がはかどらないのですが、
援農が来てくれて、会話しながらの作業は、ビッチも早いし疲れを癒してくれるんですね。
実際のところは、良くてご夫婦、大体のところ一人作業ですから、疲れるんですね。
次の写真のみかんの木についても、
この支援のおかけで、残払いを終了しました。
みかんの木は、これで今年の大仕事を果たしたわけで、なんとなくホットしているように感じます。
みかん木は、すべての果実が取り除かれて、もとの常緑樹にもどりました。
この木は、比較的にコンパクトで、作業がしやすいんですが、
最後に残る畑のみかんの木は巨木ですから、
枝がじゃましますし、なおかつ、木が大きいので、脚立など使えないんですね。
そうなると手段は一つです。
サルのように、ないし、サーカスのように、
人が木に登っての「残払い」をしなければなりません。
巨木の収穫は危険が伴いますから、援農者には任せれないんですね。
今、石垣山の全体を見ると、大方のみかん園は残払いを終えてます。
農家の人たちの、それこそ、考えられないような大作業が行われたんです。
ですから、残っているみかんは限られてます。
当方もそれですが、そのみかんを巡って、山じゅうのヒヨドリが集まって来てしまいます。
だから、今という時は、まさにヒヨドリとの競走なんです。
どちらが美味しいみかんをとるか。
私は週に2日しか畑に来れませんが、彼らは1週間のすべて来れるわけですから、
さらに高いところにあるみかんも、彼らにはお手の物ですから、
部はあちらの方にあるのは、それはあきらかなんですが。
それであっても、一年間苦労して栽培してきたみかんですから、
それを、この最終段階でかっさわれるのは、釈じゃないですか。
だから、そこはどんなに疲れていたとしても、
みかん畑に係わってきたものとしては、ここは最後の張り合いです。
とにかく、温州みかんの収穫は最終段階までやってきました。
ここは一年最後の、もうひと頑張りのところまでやってきたということです。