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カテゴリ:愛すべき野菜たち
私はトマトの気持ちを考えたことがあるだろうか?
毎年この季節を心待ちにしているのは、市場にトマトが出回り始めるからだ。 桃太郎にアイコ、チェリートマトやフツーツトマト・・・。色や形や大きさは 違えども、みな愛すべきトマトたちだ。もちろん妻の実家の家庭菜園では、 夏本番を前にしてトマトの苗たちは先を争って天を目指している。 露地物はもう少し先の楽しみとしよう。 近頃わたしはあるトマトに凝っている。真っ赤な大きな美味しいトマトである。 いや、私だけではなく家族の皆も「これはウマイッ!」という。 地元農協がそうとう力を入れてプッシュしているのだ。酸味より甘みが強く、 味に奥行きのあるフルーツのようなトマトなのだ。手に持つとずっしりと実詰まり の良さが感じられる、正に重量級のトマトだ。新聞によると、東海地方にも出荷 されているらしい。それなりに高価なトマトである。一玉160円以上するものも あるが、抑えがたく買ってしまうのだ。 そして今朝のことだ。楽しみに取っておいたトマトを食べたところ、当然ウマイのだが、 多少タイミングをはずした感があった。熟しすぎだ。柿や桃もそうだが、熟したものを 好む人もいる。しかし私は適度な硬さが好きなのだ。少なからず後悔した。 何気にトマトをほおばる妻を見て、「どう? ちょっと遅かったかなぁ?」 と言うと、少し間をおいて「え!?」である。「何? 聞いてないの?」 と私が言うと、「トマトを食べてるときは頭の中がトマトなの。」と訳のわからぬ 答えが返ってきた。そうして私はこう解釈した。「あまりの美味しさにトマト以外の ことは考えられない!!」 もう少しトマトのことを考えてみようと思ったのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月08日 11時23分18秒
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