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2008年04月23日
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カテゴリ:
■気になる本  - 中国の危ない食品 -
-------------------------------------------------------

 今年の1月30日に、新聞報道されて発覚した「中国製
冷凍ギョーザで食中毒、千葉と兵庫で2家族」という事件も
その後、ギョーザから有機リン系薬物「メタミドホス」が検
出され、その後被害の広がり、中国と日本の政治問題にまで
発展しています。

 でも、結論はでました? なんらかの対処は?


 いまでも結論はでません。それはそうでしょう。
過去に同じような例があります。

----------------------------------------
 米国ニューヨーク州政府関係者は2007年3月23日、
カナダMenu Foods社のペット・フードを摂取した犬と猫
少なくとも計16匹が死亡したと発表した。
 同社のペット・フードにはネズミ退治用のアミノプテリン
(aminopterin)成分が含まれており、この成分を含む原料は
中国より輸入された小麦タンパク質から検出されたことを
明らかにした。
----------------------------------------------

 著者によりますと、ペットフード会社は4社。
そして、いずれも中国製原料である米タンパク濃縮物、
小麦タンパク濃縮物の両方に、メラニンを検出。これは
中国から輸入されたグルテン粉ではないか とFDA
(アメリカ食品医薬品局)はみている。

 ペットフードと家畜食品加工のプロセスで使用される
成分である
 グルテン粉、大豆タンパク、米グルテン、グルテン・タンパク、
トウモロコシ・グルテン
(いずれも人間の食べ物であるパン、ビザ、幼児用粉ミルクの
なかでよくつかわれる添加物とのこと)
がありますが、このグルテン粉だそうです。

 もともと、メラニンは一種のプラスチィックだといいます。
そして、タンパク濃度を増やすために(濃度が高ければ
価格が高くなる)加えているらしいのです。

 で、この問題は、アメリカ側は、中国側にメラニンが
検出したこと、輸入制限をしていること、調査を依頼しましたが
中国側は、メラニンが混入していたことを認めましたが、
それが、ペットの死との関係には疑問だ、明確な証拠がない
と表明していますが、アメリカと協力をして原因解明に
勤める としています。

 この結論は、いまだにないようです。


 とすると、日本で発生した中国製冷凍ギヨーザ事件も、
アメリカと同じような経過になっていまして、多分、
結論はでてこないことでしょう。

 なぜ、中国の企業は故意にそういう瞞着を行うので
しょうか。また、行政(役人)は、中央、地方含めて
どのような対処をしているのか、しないのか。
 そして、立法は、食品等の品質保持について、どの
ような対策をたてているのか。また、中国国民は、
監視を怠りないか、日本でいう内部告発制度はないの
だろうか。

 と疑問が噴出してきます。日本の行政(警察を含む)
や立法府は、これらについて何も発表していないようです。



いま、「中国の危ない食品 中国食品安全現状調査」
(著者 周勍 著、訳者 廖建竜 訳、出版社 株式会社草思社、
発行年月 2007年10月)
を読み終えました。


 著者と訳者の概要は次の通りです。

周 勍
 1964年、西安生まれ。中国作家協会魯迅文学院、西北大学作家
コースに学ぶ。1989年の天安門事件に連座し、3年近く獄中に。
現在、『口述博物館』誌編集長。中国独立ペンクラブ会員、
中国民間文芸家協会会員。
1985年から作家活動による著作、論文多数。北京在住。

廖 建龍
 1934年、台湾生まれ。1959年、東京大学農学部卒業。
有機化学で農学博士。日本の香料会社の中国市場への進出に携わる。
1990年代から、中国と台湾の政治・経済問題の研究に従事。


 あまりにも欺瞞に満ちた中国国内です。この著者の話は、
全てではないにしろ、第一章のタイトルである「民族の命運に
かかわる「食品汚染」」です。

 では、中国国民は、どういった監視や対応をしているので
しょうか。ちょっと驚く内容です。

 著者はいいます。

 最近、「病気になったら、魚を食べよ」との驚くような
ニュースが入った。

 70歳を越えたおばあちゃんが、屋台の前に立っている
男性に、大声で話かけた。
「孫の咳が何日も止まらないの。熱もあるし、どうしたらいい?」

 男はおばあちゃんに向かって自身たっぷりに答えた。
「おばあちゃん、前のときは桂化魚(メバルの一種)を孫に
食べさせたんだったな。あれは淡水魚だからテラマイシンしか
入っていない。すぐにはきかないよ。あれだと何匹も食べさせ
なくちゃならないな。それじゃ、多宝魚(イシビラメ)は
どうかな。こっちは塩水魚だ。ちょっと高いよ。だけど、
抗生物質はいっぱい入っている。ニトロフラン類に、
クロロマイセチン、シブロフロキサチン、エリスロマイシン。
きっと効果てきめんだよ。さぁ、目方をはかってあげよう。」

 この話は著者がニュースソースに、作り話ではないと
確認をしています。

 東洋医学、東洋薬膳がなんとも不思議な西洋医学に変って
いるのです。


 企業の対応はどうでしょう。
 日本や韓国、ドイツでは、悲しいことに問題を発生させた
(しかも自分の責任ではないのに)事業者が自殺をしている
と述べています。「死んでお詫び」をしているのです。

 ところが中国はどうでしょう。
中国製冷凍ギョーザ事件で、中国人が日本人と同じような
対応をした とは聞いていません。
 著者によると、「しらばっくれて生きている」といいます。

その例として、アメリカから輸入した鳥インフルエイザ
感染の足爪冷凍品113tを廃棄せよ という中国検疫局
が指示しました。荷主は山の中に穴を堀り、廃棄したとの
こと。(ここまではニュースで報道されたとのこと)

 その後、荷主は、人を雇い、その冷凍品を掘り出し、
倉庫に隠したのです。それを知った検疫局はそれらの
製品を封鎖したのです。そして、荷主のとった行動は・・

なんと、二名の従業員を犯人にして当局に差し出した
のです。

 行政はどう対応をしているのでしょう。


 2005年4月13日、国務院新聞弁公室が発表した
「2004年度中国人権事業の発展」白書では、中国人民の
健康はおしなべて「中等収入国家」(世界の最低レベルを
脱したという意味)の平均レベルを越えたこと、食品・
薬品の総合監督の強化、ニセ粗悪の食品・薬品と有毒有害
食品を製造販売する違法行為に対しては、法により厳しく
取り締まる」と述べています。

 あれ、農薬は?。ペットの食料は?

 この白書のあとにも、前述したような事件が発生して
いるのです。本当に中国では、日本人もいまでも
学んでいる四書(大学、中庸、論語、孟子)六教
(詩経、書経、礼経、楽経、易経、春秋経)は、
伝えられなくなってしまうのでしょうか。

 過去に私は、「中国が世界をメチャクチャにする」と
いう本を紹介しました。
http://plaza.rakuten.co.jp/sakae2/diary/200612040000/

 でも、食品問題、農薬問題等で世界をメチャクチャに
されたらかないません。

 今年8月、オリンピックが開催されますが、食中毒を
ださないように願うばかりです。


(4月28日)


中国の危ない食品





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最終更新日  2008年04月23日 11時27分27秒
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