|
カテゴリ:BLコミックス
ちょっとはじけてる設定ばかりな本の感想をいきます(苦笑)
「俺様天国! 路地裏の人魚姫」 桜川園子先生 海王社 クラブの支配人の加賀美はある夜、仕事から逃げ出した美少年・ランを助けた。 家に連れ帰ったが、ランの艶麗な見た目に思わず、 カラダを奪ってしまう加賀美。世間知らずなランは素直に加賀美を受け入れる。 その後も、加賀美に躾けられておねだり上手になったランだったが、 実はランにはある秘密があって...。 短編が多く載っているので簡単な感想にしますが、「GUSH mania」コミックスという だけあって、設定とプレイ内容に好き嫌いが分かれるお話たちかな、と思います。 「路地裏の人魚」 クラブの支配人の加賀美は、目の前に現れた仕事から逃げてきた美少年をランと 名前をつけて、自分で躾けようと家に連れ帰ります。 加賀美には素直に言う事を聞いて抱かれますが、それ以外ではまるで躾けられていない 子犬がはしゃぐように暴れて部屋を汚したり、粗相をする姿に 数年前に拾ったものの、自分の生活に手一杯で人に預けたきり忘れていた子犬を 思い出します。 実はランは犬神様に人間にしてもらい、加賀美に会いにきたあの時の子犬でした 久々に読んだら違和感あったかな(苦笑) 何も気にしないで読むときは、「ふーん。」と思えますが よく考えたら「元子犬の飼い主・加賀美×今は人間だけど元子犬のラン」ですからね 受けが...元子犬かぁ...(遠い目) いやいや、以前読んだときは可愛いと思いましたが、結構特殊かもしれませんね(笑) 最初はランの正体が解らないので躾け様としているので調教じみた感じですが、 素直なランは可愛いし、そんなランにべた惚れの加賀美なので とてもあまあまなお話でした。 加賀美の上司が面白がって色々企んだり、ランは姿は人間でも元はわんこなので 簡単に理性よりも本能になってしまい加賀美を困らせたりしますが、 ばたばたしつつも、お似合いのふたりです 「真夜中のエグゼクティブ」 弁護士の苑生とその秘書の穂積は恋人同士ですが、どんなに誘いをかけても 苑生は仕事優先で、穂積をかまってくれません。 怒った穂積は苑生のオフィスの隣で仕事をしていた栄に愚痴を言いますが、乗り換える かい?と言う栄の駆け引きめいた言葉に気を良くし戯れにキスをしようとした所を 怒った苑生に連れ戻されます。 お仕置きされつつも、忙しくしていたのはふたりで過ごす時間をとるためと言われた 穂積は一方的に怒ったことを謝り、仲直りして熱い時間を過ごしますが 心の奥で、お仕置きに怒っていた穂積は「散財させてやるっ」と企むのでした 受けにべた惚れの攻めと、ちょっと快楽主義な受けのお話なので定番という感じでは 無いのが面白いです。 うーん、穂積って子悪魔ちゃんだなぁという感じで(苦笑) プレイに香水瓶を使ったりペンを使ったりしているのですが、なんだろう? さくやはだと思うのですが、いまいち桜川先生のそういうシーンって苦手かも...。 なんとなく色っぽくないというか。 苑生は格好良いのにハートマークをたくさん飛ばすほど、穂積を愛しているので 穂積のためならなんでもという感じで、攻めが受けを溺愛なお話が好きな さくやは、読んでいて面白かったです♪ このお話は深く考えず、読んだほうが良いかも(全編に言えることかな・笑) 「小倉助教授の恋愛講座」 うーん、このお話はなんとなく好きじゃないとかではないのですが、読まないなぁ。 キャラの描き方が苦手なのかな? 小倉助教授は解りやすい講義と優しい容姿に人気の先生なのですが、その裏の顔は 恋愛やカラダのことで悩んでいる生徒に、自らのカラダを使って楽しさを教えてあげる ちょっと困った先生なのでした なんだか男性向けみたいな内容を、そのままBLにしたという感じなんですが(苦笑) 自分が気に入れば、生徒だったら誰にでも「裏講義」と称してあくまで自分上位で 抱かれる小倉なのですが、ちょっと魅力的じゃなかったかな? 「ナイトジョーカー」 人気ホストの春臣は、何かと挑発の視線を投げかけてくる年下のバーテンダーの片桐が 気に入りません。 そんなある日、予知夢を見れる春臣は片桐に襲われる夢を見て動揺しますが ふたりきりになった時に、夢と同じ状況で襲われてしまい ショックで思わず何でこんな事をするんだと泣き叫ぶ春臣に、 昔高校生の片桐に、格好良いから大人になったら店においでと春臣に言われて また会いたくて追いかけてきたんだと告白します。 うーん、このお話たちの中では「真夜中」と同じくらい好きなお話かな。 最近受けが攻めキャラくらい強い設定のが好きなのかな、さくや? マドラープレイには引きましたけどね(苦笑) いや、なんとなく「折れたら刺さる」とか言うなら好きな人相手に使わないでよと 思ってしまうわ だからかやっぱりこの場面も現実的じゃなくて苦手かな(だって割れるでしょう・汗) しているところは良いのに、なんだかそれまでが合わないのよね...さくやは。 下品というか、笑ってしまうというか。(狙いすぎでちょっと) でも、一途に春臣を追ってきた片桐が素直な年下攻めという感じで 意地っ張りな春臣も格好良いのに可愛くて、好きなお話です 「白衣にささやかな抵抗」 重い病気を抱えた子と主治医のお話ですが、思い切りお約束ストーリーなので 「そうだね~。」と微笑みながら読むのにもってこいだと思います (褒めているのかどうなのか・苦笑) 健気だけど意地っ張りな受けと、ワイルドな容姿から熊先生と呼ばれる主治医の 「大人と子供」の切なさもちょっとありつつ、可愛いお話です 勢いで読むのに良い本だと思います(笑) お約束にちょっと変わったスパイスが入っているお話たちという感じで、 もういいかなとおもいつつも、ふと思い出して読みたくなるような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.01 00:17:23
[BLコミックス] カテゴリの最新記事
|