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くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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2008.04.02
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カテゴリ:BL小説
さてさて...今回は買うまではウキウキだったけど、一度読んで放置しちゃっていた本を
設定好きだったよなぁと、
久しぶりに読み返してみたので、感想を......めちゃ辛口ですよ?(苦笑)
何で読まないのかが身にしみた一時でした...うん。


「ベッド・オブ・ローズ」
十掛ありい先生(イラスト・白コトラ先生)
幻冬舎


冷酷非道の王として知られるライオスは、服従を頑として拒む
異教徒の預言者・アーロンを屈服させるため、自らの城へ攫ってくる。
虜囚の身であるにも関わらず、民に慕われ、神のように崇め奉られる美貌のアーロン。
一方、暗愚と陰で囁かれる自分とのあまりにも違う姿に嫉妬し、
ライオスはアーロンを貶めようと決意する。しかし、体を開き快感に涙を流しはしても、
アーロンは決して屈しようとしない。
その高潔な心にライオスは、徐々に惹かれていくのだが…。


さくやは、初めて十掛先生の本を読んだと思うのですが(雑誌ではもしかしたらあるかも)
こう、この表現が嫌だとか、遊び人攻めばかり出てくるとか
自分の好きじゃないとか以前に、こんなに合わない文章もあるのかとお勉強になりました
ファンの方には本当にすみませんっ!!
でも設定以外は無理だったのよ~!(汗)

某「王家の○章」BL版と、十掛先生もあとがきで言っているのですが(笑)
古代エジプトが舞台のお話です
色々理由はあっても、戦好きで傲慢に捻くれて育った言葉も意思も悪い
王族の攻めのライオスと、
神の声が聞こえる神子と崇められ、俗世の事は何も知らないまま、突然攫われ
王家への反乱罪で捕らえられた村人たちの為に、村のリーダーとして自らを差し出したら
後宮にいれられちゃった受けのアーロンのお話なのですが......設定は萌えなのよね(苦笑)

若く王位を継承したから、反発する側近との摩擦や策略のストレスを戦や血を流させる事に
求めたりする、ほんとーにっどうしようもない嫌な奴で(笑)
そんな攻めが受けに惹かれていって、どんどん人間として成長していくというのは
素敵設定なんですけどね...。

「古代エジプト」にしたい所為か、すごく文章が中途半端に古代なんです。
だから、説得力が無いのに、ごちゃごちゃしているというか。

あとお話が無理しているような。
BLだとは思うのだけど、何か色々と...というか結構足りないなぁと(苦笑)
突然このイベントが始まって、これも、これも...はいっ終わり!って感じで
読んでいる方は置いてけぼりのような...。
正直、初めて読んださくやがこんな事を言うのはおこがましいですが、
「お話」なんだけど、お話じゃないような。

あと、どうしてもキャラが魅力的じゃないんですよね...。
ライオスの良さがどこまで行っても見当たらないし、
アーロンは「清さ」を魅せたいのだろけど、性格が悪いというか、したたかだし
お話をBLでは無く、余計な方に持っていくキャラがいたり。

村人の命乞いにアーロンは来たのに、生意気だと強引に襲われて、怯えるのを
「お前が悪んいだ!!」とか「何故抱かれても感じないんだ!!」とか、手酷く責めたり
何故かライオスに敵対する女性(義母)が、何故アーロンが感じないのかを
切々とライオスに説明しだしたり(しかも下手だからだって・苦笑)

ここ好きな場面かも...と思った途端、どーんって変な方に落とされるような(笑)

ライオスとアーロンのお話とともに、宰相と義母が手を組んでライオスを失脚させようと
するお話が同時進行であるのですが、
そのエピソードが多すぎるのも、BLっぽくないと思っちゃう理由かな。

お話の流れは、支配する王族りライオスと支配に反発する側のアーロンが出会って
後宮で一緒に過ごすうちに、ライオスのほうにアーロンへの恋心が芽生えて
宰相と義母の陰謀に負けたり(笑)、かわしながらも、
アーロンにもライオスへの愛情が生まれ、ふたりで幸せだから宰相と義母も許して
最後はみんな仲良く、ハッピーエンド...わぁお(汗)

あと、そういういちゃいちゃシーンが全然色っぽくなくて。
言葉は多用しているのに、こんなにドキドキしないのも珍しい...。
まぁ、その前に「蜘蛛の褥」を読んだ所為かもしれませんが(苦笑)
している様には読めないんですよね...これは読んでいただくと解るかも。
これがシャレードだったら、ライト系な表現かな?って思うけど...。
(それでも読みやすくないけどね)
あと、そんな最中でもライオスがお子様全開で喚いているだけだし。

酷く抱いて、悪いと思ったライオスが
気絶しているアーロンが眠っているベッドに薔薇の花びらを撒くシーンがあるのですが
素敵なのだけど、横暴キャラが突然こんなにもロマンチックな事をされても(苦笑)
この場面がタイトルにかかっているのでしょうが...。


アーロンが宰相に殺されそうになるのに、命を取り留めた後、皮肉な笑顔で対峙して
「きれいさっぱり忘れるから、王であるライオスをこれからも助けてくれ」と
宰相に言うのが、納得いかないというか...ごにょごにょ。

だって、宰相と義母に、邪魔だからと殺されそうになったのに...!
(しかもコブラで・笑)
↑こういう風に無駄に古代エジプトなエピソードが入っているから...むむっ。

なので、「王族と隠されていた穢れ無き神子」という設定は好きなのですが、
残念ながら、無理だなとはっきり思ったお話でした。
でも設定と、とあるページのイラストが好きだから手離せない...(苦笑)

主にあまあまが好きな感想サイトさんで、この本の感想を読んだ後、うきうきして
アマゾンの評判を見たら「あらら?」だったのよね~。
でも、たとえ評判は良くなくても、さくやマニアックなの好きだし(笑)
評判が良いのが苦手だったりするので、大丈夫だと思っちゃったのよね。
ふーっ。

でも、「古代エジプト」がお好きな方には、お話の流れは好まれるんじゃないのかな?
そこにさくやはBLや、細かいものを求めちゃったから駄目なのであって、
広く読める方には、楽しめると思います。

これが変に「古代エジプト」の形を作らないで、現代語だったり、表現だったりしたら
まだ読みやすかったかも。
でもこの文章の書き方、苦手だなぁ(涙)

あと、もうひとつさくやの中で大問題なのが(笑)
「アーロン」ってどうしても、FF10のキャラを思っちゃうのよ~!
これが攻めだったらまだあれだけど、受けの名前なのがね(苦笑)

辛口感想でごめんなさい!!
でも、今日読んでみてもどうしても良い所が見つからなかったのっ
設定は好きなんですよーっ!!(ほんとにっ!)
十掛先生の普通のお話(現在とか)なら、さくやも楽しめるかな?
最初がこの本だったから苦手意識を持っちゃったけど...くすん。





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Last updated  2008.04.03 00:05:02



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