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テーマ:サッカーあれこれ(19824)
カテゴリ:uefa-cl
さて!いよいよ今季のチャンピオンズ・リーグも大詰め、準決勝
2ndレグでございます!第一戦では火山の影響で長距離バス移動を したアウエーチームがそれぞれ敗北を喫したわけでありましたが、 舞台を変えての第二戦、逆転を目指しての決戦の結果はいかに・・・? まずは、バイエルンに0-1と、なんとか最小失点で切り抜けたリヨン、 なんと週末の国内リーグを急遽「延期」して休養タップリで第二戦に 臨みます!これはある意味反則かもですが、初戦の移動で疲労した ことを思えばまあしょうがないとも言えるかなと(笑)。で、やはり 失点せずにこの試合の「先制点」を取る!というのが一番の目標で あったはずなんですが、それは初戦を「1-0でよし」としたバイエルンも 先刻承知。リヨンが攻めきれないうちに、前半26分、オリッチの シュートがリヨンゴールに突き刺さる!リヨンのミスから奪った ボールでの先制点でしたが、クローゼ&ゴメスというドイツ代表 FW2人をベンチに追いやっての先発は伊達ではないということを オリッチが見事に証明した1発でした! 自分達が奪えなかったアウエーゴールを取られて、ここからリヨン 怒涛の攻撃開始か?と思ったのですが・・・これが意外に、そういう 感じでもなかったかなあ・・・解説の遠藤さんも仰ってましたが、 何か準決勝に進めたことでの「満足感」みたいなものがあったの かも、それがこの失点で「ああ、やはりここまでか」みたいな、 いわば諦めに近い心境になっちゃったのかなあ・・・ で、それが後半15分の、チームのまとめ役であるクリスの退場にも 繋がってしまったのでないかとも思ったりして、みんななんでもっと 気合入れてかないんだよ!ってな苛立ちとでも言いますか。とはいえ やはり軽はずみな行動であったことは間違いないんですけどね・・・ 先制されて「やっぱ決勝はムリかなあ」みたいな感じになっていた ようなリヨン、この退場でほぼ気持ちが切れたのかもしれません、 その6分後に再びオリッチが決めて、ここで勝負アリ。10分後には オリッチがハットトリックを達成するオマケ付きで、バイエルンが 決勝進出~~!!う~~ん、ちょっとリヨンは国内リーグをあえて お休みにしてまでの、モチベーション維持に失敗したっていう感が ありましたね・・・休養タップリで挑んだはずの「誤算」ではあった でしょうけども、やっぱり勝負ってのはムズかしいなあ・・・ 続いては、世界中のサッカーファンが注目の対決、第二ラウンド!! グアルディオラ体制になって初の「2点差負け」を喫したバルサが カンプノウに戻って逆転に挑む1戦、バイエルンXリヨンの初戦の ように、スタンドをバルサカラー一色に染めて舞台は整った、という 感じでございます!! 2点のリードを奪っているインテルは、しかしいつも通りにエトー・ ミリート・パンデフの3トップで臨みます・・・が、ここでまず最初の 「誤算」が。パンデフが試合前に故障、急遽キブを先発に起用する プチ緊急布陣に!元々守備に重きを置いたゲームプランではあったで しょうけども、これで更に守備的になることは避けられなかったか・・・ そして試合は予想通り、攻めるバルサに守るインテルという展開に。 今季守ろうという時にはセリエらしい鉄壁の守りを見せるインテルが この日もバルサに決定機をなかなか与えず、さて前半のうちにバルサ 1点でも返せるか・・・?と思っていた28分。モッタが背後から来た ブスケツをブロックしようと伸ばした手が顔に当たり、ブスケツは 待ってましたとばかりのオーバーアクション!これを主審も見逃す ことなく、モッタにこの日2枚目のイエロー、退場処分に!! ・・・う~~ん、確かに1枚イエローもらってるのに軽率なプレーと 言ってしまえばそれまでなんですし、相手が一人少なくなれば普通は 「数的優位」に立てるわけなんですが。この退場が、試合の流れを 大きく変えてしまうことになります、それまではバルサの攻めを 凌いでから必殺カウンター!という狙いもあったはずのインテル、 残り時間を「守りぬく」ことに徹することになります・・・正直、 これで「アツい試合を!」と望んでいたようなゲームは見られなく なってしまいました、徹底的に守りを固めるインテル、圧倒的に ボールを支配しながらその守りを崩せないバルサ・・・ 後半に入り、プジョルの出場停止で左SBに入っていたミリートに 変わってマックスウエルを投入、更に攻めにかかるバルサですが、 やはりインテルの鉄壁の守りはそうそう崩れない。この日も何か 精彩を欠いたままだったズラタンをボージャンに代え、ブスケツを ジェフレンに代えて勝負に出ますがそれでもなかなかシュートに さえ持ち込めない。インテルはエトーが守備ラインにまで入って 守るガチガチの布陣、これはさすがのバルサも崩しきれず、一度 ボージャンが決定的なヘディングシュートを放ちましたがこれも 枠の外へ!このまま0-0で終わってしまうのかと思いましたが・・・ 後半39分、前線に上がっていたピケにシャビからのパスが通り。 これを見事な反転からシュート、遂にバルサが1点をもぎ取る!! ちょっとオフサイドっぽい感はありましたが、初戦インテルも ミリートのオフサイド臭い得点がありましたしこれでチャラか(笑)。 しかしここまで重苦しい雰囲気に包まれていた試合はいきなり ヒートアップ、ロスタイム含めて残り時間10分弱は、お互いの サポーターにとって心臓に悪過ぎる展開に!! ロスタイムに入り、ボージャンが今度こそ決めた!かと思ったら その前にトゥレにハンドがあったという判定、得点は認められず。 そして遂に主審の笛が鳴り、「守りきった」インテルが決勝進出!! ベンチを勢いよく飛び出すインテルの選手、そしてモウリーニョ! ガックリとうなだれるバルサイレブン・・・いやあ、インテルほんと 「よくぞ守った!」という感じでしたね、バルサにしてみれば、 もう少しなんとか出来たのでは・・・という悔いが残ったかも。 パンデフの負傷でキブが先発、そしてモッタの退場。この「誤算」が インテルの、そしてバルサのゲームプランを狂わせてしまったことは 間違いないでしょう、退場者を出さずとも残り時間が少なくなれば インテルは守りに徹したでしょうが、少なくともこんな試合展開には ならなかったとは思います、バルサもここのところ途中出場で流れを 変えたりしていたアンリを投入する手はなかったかなあ・・・とか色々 考えてしまいますが。とにかく、バルサの「2連覇」は遂にならず。 これまでどうしてもCLでは結果を残せなかったインテルが、その為に 呼んだと言っていいモウリーニョの下で、ビッグイヤーを手中にする のか、それともバイエルンか?・・・決勝もまた、「何が起きるか」は 始まってみないとわかりません(笑)!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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